林信行のインスタグラム(nobihaya) - 7月23日 21時58分



カフェ・ダール - Instagrammers Gourmet


初めての #HARAmuseumARC
#チバヒデトシ さんが企画してくれた3人だけのツアーでアーツ前橋とHARA MUSEUM ARCを見てきました。
群馬県渋川市の高原にある原美術館の別館で1988年に開館。磯崎新の建築で2008年には特別展示室「觀海庵」を増築。
国宝の「青磁下蕪花池」(南宋時代)含む原六郎のコレクションも展示される空間だが、それらと一緒に、現在の原美術館のコレクションの中心をなす現代アート作品も共演させているのが醍醐味。
(「競演-永徳、探幽、応挙」)。
エントランスでは大きなアニッシュ・カプーア作品が迎えてくれるが、黒漆喰の壁にこれを打ち込むと漆喰が剥がれてしまうということで、まずはカプーア作品用の壁を用意し、そこに黒漆喰を塗ったという。
数寄屋造りの空間の中央の頭上には4つの丸い穴があるが、これは国宝を飾るときにだけ使われる照明を隠す穴で使い終わったら木目を揃えて、この蓋をするのだという。
作品1つ1つへの繊細な照明の当て方も、日本の美術館ならではだと感じさせる。

現在行われている「きぼうのかたち-原美術館コレクション」も先日亡くなったクリストの作品の写真(原理事長との思い出の写真も展示)の他、大竹伸朗、杉本博司、森村泰昌、横尾忠則、そして長期展示として草間彌生の部屋(おそらく動かせない)と束芋の映像作品も。
面白いのは横尾忠則の作品で、何かの折にこの作品を展示したとき、磯崎新が作品の展示の周囲を造作を作ることになった。そのことを双方がよく話しているのを聞き、ならばと共作のようにして1つの作品として展示することになったという。

ここまでは同美術館の表舞台。実は予約制で収蔵作品も見せてもらうことができ、そこがなんと見せることを意図して作った美しくも楽しい収蔵庫になっている。
写真撮影こそ叶わなかったが、駆け出しの頃のアイウェイウェイの今からは想像もつかない絵からリヒター初めて超有名作家の作品がいくつも並び、名和晃平作品や草間彌生作品などを展示する小部屋のスペーサなどもある。

緑いっぱいの高原を見下ろすカフェもあり、1日いても心地よく過ごせる美術館になっている。
年内で品川の原美術館が閉じてしまうのは残念でならないが、閉館後はこちらに来る機会を増やしたいと思う。


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2020/7/23

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