林信行のインスタグラム(nobihaya) - 7月10日 00時34分

opens Fri. July 10, 2020: Sompo Museum of Art
モード学園コクーンタワーの前に、西新宿高層ビル街の新たなランドマークが誕生した。
高層ビル42階の美術館「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」として1976年から2020年3月まで43年間600万人が訪れ、親しまれてきた美術館が、なんとも特徴的な形をした建物の「 #SOMPO美術館 」として移転リニューアルオープンしたのだ。

日時指定入場制の開館記念展は「珠玉のコレクションーーいのちの輝き・つくる喜び」

　なんといっても目玉は西洋画を中心とした３階の展示だ。
フィンセント・ヴァン・ゴッホの「ひまわり」で照明もあってか、圧倒的なオーラを通り越して妖気のようなものを放っていて、ついついいつまでも眺めていたくなる。
他にもポール・セザンヌの「りんごとナプキン」やジョルジュ・ルオー、シャガール、ピカソ、ルノワール、藤田嗣治と有名作家の大作が揃っているが、例えばルノワールの「浴女」は古いニスの除去によって本来の色彩を取り戻しての展示となるが、その様子なども細かく紹介している。
　　
　だが、日本画や日本の洋画が中心の４、５階の展示も大作が揃っており、山口華楊の四曲一隻屏風＜葉桜＞も全面修復を終えて10年ぶりのお披露目となる。
　４階はコレクションの中核をなす東郷青児の作品が中心で、絵や彫刻に加え、もともと東京火災（現在の損保ジャパン）とをつなぐことになった東郷青児画のカレンダーも展示されている（これがなんとも良い！）。

　新進作家の発掘の場として定着したFACE展の作品も勢いがあってよかった。
　それに加え、やはりなんといっても東郷青児からインスピレーションを得たという建物が良い。

入場料は一般：1000円／大学生700円
行列を避けるべく10時から１時間区切りで７つの時間帯を設け行列なしで見られるように工夫している（本日のプレス内覧会もそうして執り行われた）。
休館日は月曜日だ。新宿の新しいランドマーク。残念ながらミュージアムショップは営業中だが、高層ビル街を覗くカフェは当面は営業休止の模様だ。
#SOMPOmuseumOfArt #VanGogh #Shinjuku

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