林信行のインスタグラム(nobihaya) - 6月29日 00時52分


kudan houseを舞台にしたアートイベント #つくらない都市計画 の特別版が6月、山梨県北杜市の清春芸術村で開催された。

創設者の吉井長三さんはギュスターブ・エッフェルが1900年のパリ万博でつくったワインのバビリオン、La Ruche(ラ・リューシュ=蜂の巣)の所有者(現在、ルーヴル美術館に貸し出し中)、一説にはエッフェル塔の設計図も持っているという。このラ・リューシュは一時、パリはモンパルナスに移設されシャガール、スーチン、モジリアニなどの巨匠が住んだという。
清春芸術村では、その設計図をもとに建物を再現したところ、それを表彰してパリ市からエッフェル塔の階段を贈られたという話で、広大な敷地の真ん中に唐突に螺旋階段が飾られている。

他にも谷口吉生が設計した「清春白樺美術館」と「ルオー礼拝堂」、藤森照信のツリーハウスのような茶室「達」、安藤忠雄設計の「光の美術館」、移設されてきた吉田五十八建築設計による梅原龍三郎アトリエ、そして以前投稿した杉本博司による「和心」など日本を代表する建築家による美術館/ギャラリーとロダン、岡本太郎、杉本博司といった巨匠の作品がそこかしこに展示されています。
なんだか物凄く素敵な空間に、あまりにも贅沢かつ当たり前にアートが馴染んでいるので、少し感覚が麻痺してしまいそうになる凄い場所。

もともとは、吉井さんのお父様で清春芸術村の創設者である吉井長三が、小林秀雄、今日出海、白州正子、谷口吉郎、正田英三郎、東山魁夷夫妻らと、桜の季節に清春の地を訪れたことがきっかけで誕生したそうです。

このステキな舞台を、思いっきり贅沢に使って、まる1日行ったトークイベントでは、お馴染みNIWAの吉川稔代表やイベントのアートディレクターで、清春芸術村吉井財団理事長の吉井仁実さん、私、そして羽田未来総研の河邊徹さんがモデレーターを務め、美術手帖の岩渕貞哉編集長、建築家の石上純也さん、アーティストの福原志保さん、そして森ビルやMedia Ambition Tokyoを手がける杉山央さんが出演。

その様子は「つくらない都市計画」の公式ホームページにアップされています:
https://art.kudan.house

私はたまたま別の用事で、来週再訪問するのですが、東京が暑くなってくるこの季節、清春芸術村のある山梨、なかなか涼しくてアートもたくさんでお勧めです!


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2020/6/29

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