植田夢月さんのインスタグラム写真 - (植田夢月Instagram)「10/15 Snake Dike (スネークダイク) / 5.7R, 8P *English below ⁡ ずーっと登ってみたかったスネークダイクに行ってきた。 ⁡ スネークダイクは、ヨセミテのアイコンの一つであるハーフドームの西壁を、顕著なダイク沿いに登っていくマルチピッチルート。 ⁡ グレードは低いが、掴みどころのないフリクションスラブをランナウトして登る箇所があったり、ボルトの設置間隔が約20〜30mだったりと、なかなか肝を冷やされる。初登は1965年(!)。 ⁡ 行ってみたいと思いつつ行動に移していなかったのは、今まで別の目標を優先して、時間も体力も奪われるこのルートに取り付くのを後回しにしていたから。 ⁡ 私の遅めペースで、駐車場から取付まで6時間、スネークダイクに5時間、さらに終了点から頂上まで3rdのスラブを1.5時間登る。頂上から駐車場までは下り4.5時間。と、長時間行動必至のため、スネークハイクと呼ばれたりもする。 ⁡ 正直言うと、私は登る前からハーフドームのことを知ったような気になっていた。バレー内の至るところから見えるし、写真もたくさん見たことがある。しかし、頂上に着いたときに心に沸いてきたのは、世界にはこんな場所があったのか、という感想だった。 ⁡ 人の気配のない森の美しさ。誰かが造ったかのように連なるダイクの感触。茫漠としたスラブ砂漠を彷徨う感覚。遠くに見える険しい山々と眼下の大岩壁たちが織りなす空気感。この体験を全て言葉で表現するのは難しいが、とにかく想像を超えることばかりだった。 ⁡ 情報はたくさん手に入れられる時代になったが、自分が知識として理解していることの量は本当にちっぽけだ。そんな当たり前のことを思い知らされた、記憶に残る1日になった。あー楽しかった！ ⁡ ⁡ Snake Dike on Half Dome has been on my ticklist for long time. Climbing along natural feature up to the top of huge iconic granite was such a great experience. ⁡ I have to admit that I'd felt like I knew well about Half Dome though I'd never climbed it, because I could see it from anywhere in the Valley and I'd seen plenty of pictures of it. But when I reached the top, what came to my mind was the thought that I hadn't known there was such a place in the world. ⁡ I was utterly impressed by the beauty of the forest without a sign of human presence, the sensation of continuous dikes that seem like created by someone, the feeling of wandering through vague slab desert, and the atmosphere produced by the steep mountains in the distance and the huge rock walls below. It's hard to describe the whole experience in word. Anyway, it was all beyond my imagination. ⁡ We live in an age we can access to a lot of information, but the amount of what we understand as knowledge is really tiny. It was a memorable day that reminded me of such obvious things. It was so much fun! ⁡ ⁡ Pic1 頂上にて Pic2 取付から見るスネークダイク Pic3 Rついてないけど一番怖かった1P目 Pic4 2P目最初のトラバース Pic5-7 ダイクを登る様子 Pic8 頂上の360°ビュー Pic9 スネークダイクと同じくらい怖い下降路 Pic10 森の奥に行くにつれて巨大化する松ぼっくりたち」10月18日 14時28分