植田夢月さんのインスタグラム写真 - (植田夢月Instagram)「ずいぶんとInstagramの投稿をご無沙汰してしまった。書く内容を迷っているうちに、忙しくなったり、ショッキングな訃報が飛び込んできたり、パンデミックが起きたり…でクライミングのことを書く気が起きず、半年以上間を空けてしまった。今更に思えるかもしれないけど、フリーライダーの3日目から順繰りに、半年を振り返っていこうと思う。 #tb Freerider DAY3 11/15。まずは、昨日張ったフィックスロープを使ってエルキャプスパイヤーまで荷揚げ。このとき既に身体に違和感があった。なんだか地に足がついてない感じ。自分の身体を思い通りに動かせてないような気がする。突然スリップしそうで怖い。今から思えば、この2日後に始まる生理の影響だったのだと思う。月経前や月経中のこのような症状について女性プロクライマーが話しているのを見たことがあるし、友人のクライマーともそういう話になったことがある。でもこの時は、自分の周期から考えて、まさか生理が来るとは思っていなかった。この一件がきっかけでOCを服用することを決意したのだが、それについてはまた別の場所にちゃんとまとめたいと思う。エルキャプスパイヤーの次のピッチ(5.10d)は、中間部のランナウトに怖気づき、途中で降りてリードを交代してもらった。次のコーナークラックのピッチ(5.10d)は何とかオンサイト。次の5.12aのピッチを夫が難なくオンサイトすると、いよいよ、最大の核心「ボルダープロブレム」(5.13a)だ。ここも夫が担当。今日の残り時間はこのピッチの練習に充てる。ボルダープロブレムの核心部分は、ビレイ点からボルト3本ほどの長さで、ボルダーグレードで二段程度と言われている。映画『FREE SOLO』の中で最も緊張する、あの場所だ。まだ岩は温かかったけど、トライを開始。垂壁に近い傾斜のスラブボルダーといった感じで、見ている私も夫の一手一手に緊張した。少しずつムーブを解決するも、この日は全てを解き明かすことはできなかった。ボルダープロブレムの取付からエルキャプスパイヤーまでフィックスロープを張って下降し(80mロープでギリギリ)、この日の行動は終了。憧れのエルキャプスパイヤーは想像していたより狭かった。続く。 1枚目: 夕暮れのエルキャプスパイヤーにいる夫 2枚目: ボルダープロブレム 3枚目: エルキャプスパイヤーの私 4枚目: 荷物を狙ってやってくるワタリガラス。器用に飴を袋から取り出して食べていた。」7月18日 16時43分