林信行のインスタグラム(nobihaya) - 10月7日 17時47分
ついに念願の #KYOTOGRAPHIE !
先週、京都を訪問し念願のKYOTO GAPHIEを回ることができた。
いつも、この時期はiPhoneの発表などが重なってバタバタし来たいと思っても来れずにいた。来年からは少し無理をおしてでも来ようと改めて思った。
初訪問ながら共同代表の仲西さんの案内付きというぜいたくなツアーだ。
すぐにでも書きたかったが、秒読み状態で追われている仕事に加え、京都滞在中にこなす予定が多すぎてすっかりタイミングを逸してしまった。
本当は3ヶ月前のSG Clubでの世界ツアー、有田での窯巡りなど、先に書きたい内容もあるが、まずは再び書くリズムを取り戻すためにKYOTO GRAPHIEから。
まったく個性の違う写真展が、京都の街のそこかしこで行われる同イベントだが、こんな時でもないと入れない会場1つ1つとの調和がなんとも素晴らしすぎる。
(10点しか投稿できないInstagramで見ている人は、ぜひともハッシュタグで他の人の投稿を見るかFacebookで追加の写真を見て欲しい)。
特に印象に残ったのは今回、初めて会場として使われたという京都府長。
銀座シャネルNEXUS HALLで開催されるも、見れないまま終わっていたIn Situの展示も文句なしで素晴らしかった(府庁の人曰く、シャネルの人は何日も前から会場準備を始めて、じゅうたんのほつれなどもすべてきれいに直してくれたという)。今回、これに加えて河原町商店街でも大々的にフィーチャーされていたOmar Victor Diopの作品がSite-specificの展示はかくあるべしを示していた(Black Lives Matterにも呼応する、なんともタイミングの良い展示だ)。
いや、それを言ったらお庭を借景した両足院(建仁寺)の展示も素晴らしかったし、嶋臺ギャラリーをまるまる使った片山真理さんの展覧会、さらには奥深い誉田屋源兵衛竹院の間の奥行きを生かしたウィン・シャの展示も鮮烈な印象を残す(写真の一枚目に選ばせてもらった)。
HOSOOさんのステキ過ぎるショールームでやっていたRuinartの展示も1日見ていられるし、壊され続ける町屋や、社会の淵のやや外側で、ただ生きながらえながら朽ちるのを待っている人々にお弁当を届け続けた福島あつしさんの作品も胸が詰まる思いがする(しかも、現場が家から決して遠くはない武蔵小杉だとは!)
Marjan Teeuwenの連なった町屋を解体して再構築した作品も、とんでもない迫力があった(このままずっと残して欲しいが、会期終了後の予定はないということなので残念でならない。なんとコロナで日本を出られなくなる直前までつくっていたという)。
失われつつある町屋、職人の伝統、阻害された人々。
さまざまな人に向けられたまなざしが、京都ならではの美しいVunueとの掛け合いで閃光のような魅力を放っていた。
コロナ禍で、人々がそれまでの歩みを止めて、世の中についていろいろ考え直すべきタイミングで、非常に多くのインスピレーションをくれるイベントだと思う。
語りたいことは、山ほどあって、本当は一つ一つの展覧会を個別の記事にしたいけれど、書くが増えると他の投稿を書く腰が重くなるので、この辺りで筆を止めるよう。
#KYOTOGRAPHIE2020 紅葉には少し早いかもしれないが、それでもGO TO TRAVELを活用して、ぜひとも全国から見に行くべき展覧会の一つだと思う。
2020/10/18まで
京都市各地で
ちなみに今回、案内いただいたKYOTO GRAPHIEの新しいスペース #DELTA やその2階にできた宿泊施設も覗けたり、 一夜だけの白夜イベント Nuit BlancheでInSituの関連映像も見れたのはラッキーだった。
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2020/10/7