林信行さんのインスタグラム写真 - (林信行Instagram)「ソーシャルメディアで流行中のブックカバーチャレンジ。 面白いなと思って色々な人の投稿を覗きつつ、立場的に自分がチェーンメールを回す側になってしまっていいのかな?と疑問に思う部分がありました。 でも、メソッドの山田遊さんなど独自ルールに改変して投稿している人もいるし、私もそうしようかな?と思っていたところに河邊さんから「バトン」を回していい?かという連絡が来たので受けちゃいました。 
申し訳ないけれど、私の分のバトンは、思いっきり「変異」させてしまっています。  1.本来7日間にわたって投稿すべるところ1回の投稿で済ませちゃいます。 (ゴールデンウィーク中、話題が多く、これから他の投稿が増えそうなので) 2.本の解説は不要らしいけれど、絶版本多いので、ちょっと解説しちゃいます。 3,バトンは回しません (もう十分出回っているみたいなので。書きたいと思っているけれどバトンが回ってこない人は私から回ってきたことにしちゃってどうぞお書きください)。 4,これ、一番、肝心なところかも知れませんが、7冊の本、本棚の手が届きやすいところにあったところから3分もかけずに直感で選んじゃいました。既に、今の本棚に入れている時点で厳選しているし、たった7冊に集約するのは無理そうなので…  さて、本で、大事なのは、その本を読むことで、どんな新しい視点のブレークスルーや新しい価値観を得られたかだと思うので、そのあたりを一言ずつ… (著者名や訳者名は表紙にも買いてあるので省きますが) 1番上「ヴィクトリア朝時代のインターネット」。「インターネットが普及し、その上で使うツールも日々移り変わっているけれど、人がそれらを使ってやっていることはビクトリア朝時代の電信技術でやっていることとあまり変わらないんだ」という視点をくれました。  2冊目の「人間のためのコンピューター」は、現代的なパソコンの操作方法を生み出した賢人たちが、どれだけ深い考えを持って、この操作体系をつくったかが読める、HCI(Human Computer Interaction)と呼ばれる分野のバイブル的な本です。 ドン・ノーマン、アラン・ケイをはじめそうそうたる人々が文を寄せています。 デジタル情報という形のないものに体を与えることの奥深さを教え多くの示唆を与えてくれました。  3冊目、杉本博司さんの「苔のむすまで」、この本に書かれた杉本さんの美意識や、ものの見方にどれほど、多くの洞察と刺激をもらったことか。旅のお供にいつも連れ回していたのでボロボロになってしまいました。  4冊目、「宇宙における生命」。ただ1度だけ、生で聞いたことのあるスティーブン・ホーキング博士の本のタイトルにもなっている講演、人間を含めた声明もDNAという情報の交換の産物である、という視点は私を大きく開眼させてくれました。  5冊目の「INDEPENDENCE DAY」は、’90年代に出た珍しいアップル社公式の本で、コンピューターテクノロジーが、いかにして障害を持つ人々の人生を大きく変える道具になり得るか(そして彼らをいずれは独立して自力で活動できるようにするか)という視点を提供してくれました。デジタルツールはどうあるべきかを考えたとき、障害を持つ人を起点に考えると、「正しい道具のあり方」が見えてくると考えていますが、その視点はこの本からもらいました。  6冊目、「Envisioning Information」。これ、昔、アップルの本社にあった書店で買ったのですが、Tuftって日本で知られた存在なのでしょうか?人々が情報をどのような形で紹介してきたか、古地図や電車の路線表など、日本の事例もたくさん紹介されている凄い本です。これからの時代も含め、まさにこの部分って、もっと議論されるべきだと思うのですが…  7冊目、「Apple Design」’90年代中頃、アップルが、もう潰れるかもしれないというゴタゴタの中だからこそ誕生したアップル社の中のデザイン史を紹介した奇跡的な1冊です。ビジョンを持ち、世の中を変えてきた企業が、どのような試行錯誤を積み重ねていたのか、どれだけ多くのビジョンが、素晴らしい身体を伴ったにも関わらず、製品化されることなく消えていったのかを見ることは、試行錯誤の重要性を教えてくれているようにも感じます。  本当は、もう1冊「Clock of the Long Now」という本を加えたいところですが、Kindleで買っていて紙の本を持っていませんでした(苦笑)  今度、時間があったら電子書籍版の7冊投稿してみようかな。 「知識」をくれる系の本は電子書籍になっていることが多いけれど、良いインスピレーションをくれる系の本は、まだ紙しかないことが多いですよね…  にしても、この7冊、ややコンピュータ系の本に偏っちゃったかな?」4月29日 22時21分 - nobihaya

林信行のインスタグラム(nobihaya) - 4月29日 22時21分


ソーシャルメディアで流行中のブックカバーチャレンジ。
面白いなと思って色々な人の投稿を覗きつつ、立場的に自分がチェーンメールを回す側になってしまっていいのかな?と疑問に思う部分がありました。
でも、メソッドの山田遊さんなど独自ルールに改変して投稿している人もいるし、私もそうしようかな?と思っていたところに河邊さんから「バトン」を回していい?かという連絡が来たので受けちゃいました。

申し訳ないけれど、私の分のバトンは、思いっきり「変異」させてしまっています。

1.本来7日間にわたって投稿すべるところ1回の投稿で済ませちゃいます。
(ゴールデンウィーク中、話題が多く、これから他の投稿が増えそうなので)
2.本の解説は不要らしいけれど、絶版本多いので、ちょっと解説しちゃいます。
3,バトンは回しません
(もう十分出回っているみたいなので。書きたいと思っているけれどバトンが回ってこない人は私から回ってきたことにしちゃってどうぞお書きください)。
4,これ、一番、肝心なところかも知れませんが、7冊の本、本棚の手が届きやすいところにあったところから3分もかけずに直感で選んじゃいました。既に、今の本棚に入れている時点で厳選しているし、たった7冊に集約するのは無理そうなので…

さて、本で、大事なのは、その本を読むことで、どんな新しい視点のブレークスルーや新しい価値観を得られたかだと思うので、そのあたりを一言ずつ… (著者名や訳者名は表紙にも買いてあるので省きますが)
1番上「ヴィクトリア朝時代のインターネット」。「インターネットが普及し、その上で使うツールも日々移り変わっているけれど、人がそれらを使ってやっていることはビクトリア朝時代の電信技術でやっていることとあまり変わらないんだ」という視点をくれました。

2冊目の「人間のためのコンピューター」は、現代的なパソコンの操作方法を生み出した賢人たちが、どれだけ深い考えを持って、この操作体系をつくったかが読める、HCI(Human Computer Interaction)と呼ばれる分野のバイブル的な本です。
ドン・ノーマン、アラン・ケイをはじめそうそうたる人々が文を寄せています。
デジタル情報という形のないものに体を与えることの奥深さを教え多くの示唆を与えてくれました。

3冊目、杉本博司さんの「苔のむすまで」、この本に書かれた杉本さんの美意識や、ものの見方にどれほど、多くの洞察と刺激をもらったことか。旅のお供にいつも連れ回していたのでボロボロになってしまいました。

4冊目、「宇宙における生命」。ただ1度だけ、生で聞いたことのあるスティーブン・ホーキング博士の本のタイトルにもなっている講演、人間を含めた声明もDNAという情報の交換の産物である、という視点は私を大きく開眼させてくれました。

5冊目の「INDEPENDENCE DAY」は、’90年代に出た珍しいアップル社公式の本で、コンピューターテクノロジーが、いかにして障害を持つ人々の人生を大きく変える道具になり得るか(そして彼らをいずれは独立して自力で活動できるようにするか)という視点を提供してくれました。デジタルツールはどうあるべきかを考えたとき、障害を持つ人を起点に考えると、「正しい道具のあり方」が見えてくると考えていますが、その視点はこの本からもらいました。

6冊目、「Envisioning Information」。これ、昔、アップルの本社にあった書店で買ったのですが、Tuftって日本で知られた存在なのでしょうか?人々が情報をどのような形で紹介してきたか、古地図や電車の路線表など、日本の事例もたくさん紹介されている凄い本です。これからの時代も含め、まさにこの部分って、もっと議論されるべきだと思うのですが…

7冊目、「Apple Design」’90年代中頃、アップルが、もう潰れるかもしれないというゴタゴタの中だからこそ誕生したアップル社の中のデザイン史を紹介した奇跡的な1冊です。ビジョンを持ち、世の中を変えてきた企業が、どのような試行錯誤を積み重ねていたのか、どれだけ多くのビジョンが、素晴らしい身体を伴ったにも関わらず、製品化されることなく消えていったのかを見ることは、試行錯誤の重要性を教えてくれているようにも感じます。

本当は、もう1冊「Clock of the Long Now」という本を加えたいところですが、Kindleで買っていて紙の本を持っていませんでした(苦笑)

今度、時間があったら電子書籍版の7冊投稿してみようかな。
「知識」をくれる系の本は電子書籍になっていることが多いけれど、良いインスピレーションをくれる系の本は、まだ紙しかないことが多いですよね…

にしても、この7冊、ややコンピュータ系の本に偏っちゃったかな?


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2020/4/29

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