若山曜子のインスタグラム(yoochanpetite) - 8月6日 19時20分

さてさて絶賛校正中のパンの本のお話ですが、、今回キッシュ本同様かなり大きくプロセス写真を撮ってもらっているため、見開きで作り方は完結しません。
ですので、作ってる最中にページをめくることになる、、私は絶対にぺたんと開いたままでちて欲しいと思いました。

これはパンの本のご依頼が来て最初に私がリクエストでお伝えしたこと。
自分なら粉だらけの手で触ること間違いなしだと思ったのです。（それでページがくっついたりとかしたことがある…）

ただ、一冊につき百円以上コストが高くなるのですよね。。
でもでも、作ってる最中に閉じたり、のどの部分が重なってよく読めなかったりするのは絶対イヤー！と思ったのです。
なのでキッシュの本より定価高くなってしまい、すみません。。でもずっと使っていただきたいし、絶対に見やすいと思うので、お許しください🙏

写真はトロペジェンヌ。今回1番の大物です。
トロペジェンヌとは、サントロペの女の子という意味で、ブリジットバルドーが、ロケでサントロペを訪れた時、大層このお菓子を気に入って名付けたとか言われてます。

中のクリームはカスタードにバターを加えたムースリーヌが基本。

私がニースに住んでいた頃、どってことないパン屋さんにも小さなトロペジェンヌがあり、初めて食べた時は、なんだこの大人っぽく爽やかな香りは？？と思ったんですが、それはfleur d’orange、つまりオレンジフラワーの香り。ネロリウォーターの名前で最近は見かけることがあります。なければレモンやオレンジなどお好みの香りをつけていただければよいのですが、この香りとあんまり甘くないふんわりとしたブリオッシュの組み合わせが、南仏らしい夏にも合うお菓子だなと当時思いました。

そんな思い入れがあるからか、撮影が始まっても迷ってしまい、配合違いを最終日にも撮ってもらいました。
どちらが採用になったかは、見てのお楽しみ。
パンの本と言いつつ、甘いものにはやはり気合の入った私でした。
#おうちパンはこれでいい

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