#Throne — #Louvre Pyramid by #KoheiNawa #FinalDays (3 days to go) 世界の美術館の頂点に君臨するパリのルーヴル美術館。 2018年の来館者数は、これまでで最高記録の約1020万人(それまでの最高は2012年の970万人)。 その2018年のルーヴル美術館の象徴とも言えるガラスのピラミッドに、日仏友好160周年を記念して昨年夏より展示されていたのが #名和晃平 さんの「Throne」。 ちなみにピラミッド内での展示は、アジア圏出身のアーティストしては初めてとなる快挙だ。 1月中旬までの展示の予定で「残念ながら行けなかった」とツイートしていたところを、 名和さんの奥様の清川あさみさんに「来月中旬まで延期になった」と教えていただき Japonismesの他の展示も気になっていたこともあり、久々のパリ訪問を決意。 パリ到着、ホテルに荷物を置いた後、真っ先に向かったのも夕食ではなく、この展示だった。 あえて少し遠いLouvre Rivoli駅で降りて地上を歩いて行くと、建物のゲートの向こうからひときわ明るい光を放つ本作が見えてきた。 「Throne」とは英語で「王座」の意味。グローパリゼーションが進み、多様性が叫ばれ、かつてのように1つの王権や絶対的な価値にひとびとがまとまることがなくなった現代だが、今後、AI(人工知能)が加速度的に進化し、絶対的な知性を誇る、つまりシンギュラリティー以後の世界では社会全体、国家全体もそれに盲従するのではないか、という懸念をアーティストの名和さんが「空位の王座」として表した作品。 古代から連綿とつづく「権力」や「権威」が遺してきたものはなにか。そして未来はどうなるのか。東洋の神事に登場する「山車」や「神輿」の造形を参照しつつ、最新の3D造形システムと紀元前にエジプトで始まったと言われる金箔張りの技法を融合し彫刻化。 正面中央部には2〜3歳ほどのこどもが座れるほどのスペースがあり、「新しい知性はまだ幼い状態」であることを示唆しているという。 また前面と背面の中央には鏡面の球体があり、正面は現在や未来を、背景は過去を見据えているという。 これはルーヴル位b術館に対するイオ・ミン・ペイ氏のピラミッド設計意図と連動させた表現とか。 滞在中、朝、昼、夕方、夜、4つの時間のThroneを見たけれど、自然光を放つThroneも、夜明るいスポットライトを当てられて光るThroneも圧倒的な存在感で、来場者を圧倒させていました。

nobihayaさん(@nobihaya)が投稿した動画 -

林信行のインスタグラム(nobihaya) - 2月16日 13時05分


#Throne#Louvre Pyramid by #KoheiNawa
#FinalDays (3 days to go)

世界の美術館の頂点に君臨するパリのルーヴル美術館。
2018年の来館者数は、これまでで最高記録の約1020万人(それまでの最高は2012年の970万人)。
その2018年のルーヴル美術館の象徴とも言えるガラスのピラミッドに、日仏友好160周年を記念して昨年夏より展示されていたのが #名和晃平 さんの「Throne」。
ちなみにピラミッド内での展示は、アジア圏出身のアーティストしては初めてとなる快挙だ。

1月中旬までの展示の予定で「残念ながら行けなかった」とツイートしていたところを、
名和さんの奥様の清川あさみさんに「来月中旬まで延期になった」と教えていただき
Japonismesの他の展示も気になっていたこともあり、久々のパリ訪問を決意。

パリ到着、ホテルに荷物を置いた後、真っ先に向かったのも夕食ではなく、この展示だった。
あえて少し遠いLouvre Rivoli駅で降りて地上を歩いて行くと、建物のゲートの向こうからひときわ明るい光を放つ本作が見えてきた。 「Throne」とは英語で「王座」の意味。グローパリゼーションが進み、多様性が叫ばれ、かつてのように1つの王権や絶対的な価値にひとびとがまとまることがなくなった現代だが、今後、AI(人工知能)が加速度的に進化し、絶対的な知性を誇る、つまりシンギュラリティー以後の世界では社会全体、国家全体もそれに盲従するのではないか、という懸念をアーティストの名和さんが「空位の王座」として表した作品。
古代から連綿とつづく「権力」や「権威」が遺してきたものはなにか。そして未来はどうなるのか。東洋の神事に登場する「山車」や「神輿」の造形を参照しつつ、最新の3D造形システムと紀元前にエジプトで始まったと言われる金箔張りの技法を融合し彫刻化。

正面中央部には2〜3歳ほどのこどもが座れるほどのスペースがあり、「新しい知性はまだ幼い状態」であることを示唆しているという。

また前面と背面の中央には鏡面の球体があり、正面は現在や未来を、背景は過去を見据えているという。

これはルーヴル位b術館に対するイオ・ミン・ペイ氏のピラミッド設計意図と連動させた表現とか。

滞在中、朝、昼、夕方、夜、4つの時間のThroneを見たけれど、自然光を放つThroneも、夜明るいスポットライトを当てられて光るThroneも圧倒的な存在感で、来場者を圧倒させていました。


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

97

0

2019/2/16

林信行を見た方におすすめの有名人