若山曜子のインスタグラム(yoochanpetite) - 10月19日 08時45分

あっという間に10月も半ば。週末には、簡単なお料理レシピなどをご紹介したいと思いつつ宣伝ばかりですみません。来月　#溶かしバターで作るワンボウルのお菓子　が発売となります。今年まるっと、撮り下ろしのお菓子本最後の一冊となります。

編集さんから「溶かしバターのお菓子」というご依頼をうけたとき、なるほどと思いました。

私がよく作る（つまり思いたったらすぐ作れて、作業時間も短くて気楽、そして美味しいので気に入っている）レシピ、確かに溶かしバター使うものが多いのです。
バナナブレッド、ガトーミエル、オートミールクッキー、マドレーヌ、チュイル　シューなどなど。
私は甘いもの好きですが、同じくらいバターが好きなので、お菓子は口に入れた時にバターの香りがふわっとするものが最高だと思っています。ただ、オイルに比べて扱いが面倒なのも事実。

バターの香りがしつつ、簡単に。ならバターを溶かすが一番、と無意識にチョイスしていたようです。
バナナブレッドやガトーミエルは進化バージョンをご紹介。お気に入りはカールマルレッティさんから1本まるっと以前もらったケークをイメージしたもの。すごくおいしかったとお伝えしたら、ケーク類はバター溶かしてどんどんワンボウルでまぜるだけ。
とのことだったのでずっと気になっていたのです。日本にある材料で、砂糖を半分以上減らして（カールさんのお話では、この私ですら見たことのない、わ！という砂糖の量だった‥）作っていきました。
不思議なことに、カールさんのケークは、甘さが突出せず、とても美味しいと思うのですが、逆に私が砂糖を減らして作るとその分しっとりさがなくなり、きめも粗い。あの砂糖の量には意味があるんだなと思いつつ、、悩みました。パリで食べたおいしさとはまた違うものになりましたが、え！というくらい簡単なのに、しっかり本格的なケーキになったと思います。

クッキー類は香ばしい新しいおいしさが生まれました。アメリカンタイプはもともと持っていたレシピもあり簡単でしたが、サブレタイプが‥とまあ話し出したらキリがありませんね。

ワンボウルで、溶かしバターで、混ぜるだけ。
という簡単さをもちあわせながら、味はしっかり本格的です。
同じお菓子を作る時よりバターの量は控えめで済むことが多いですが、甘さも、コクもしっかりあります。

私は、お菓子は量より質。少量でも、あーおいしい！としっかり満足したいタイプ。おいしいと少量で済まないこともあるのが難点ですが、お菓子にヘルシーは求めていないなとつくづく思いました。
（それに比べるとふわふわパンのバターの少なさといったら‥）

それなりにお菓子作りをしていないと、溶かしバターのお菓子イコール手軽に結びつかないかもしれませんが、お菓子が好きな人、そしてめんどくさがりな人にぴったりの本だと思います。つまり私が一番使いそうな本かもなと思っております。

アマゾン等で予約開始となってます。
発売は来月半ば。ぜひこれからの焼き菓子シーズンにお手に取ってもらえたらと思います。

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する