植村麻由のインスタグラム(oeufmayu) - 10月19日 00時34分

長らくお付き合いいただいた旅の投稿もついに終わりを迎えます！
ということでバルカンひとり旅最終日、9日目
朝にプリズレンを後にし、1時間半ほどバスに揺られ、空港のある首都プリシュティナまで。
フライトは夜発なので、それまでプリシュティナを少しだけ観光。
首都だけどびっくりするくらい見所の少ないプリシュティナ。
そんな数少ない観光スポットを半日で網羅。
新しくてピカピカのマザーテレサ大聖堂(マザーテレサはマケドニア生まれのアルバニア人で、コソボの人口のほとんどはアルバニア系の人々なのでコソボ人にとっては誇れる偉人のひとり)や、その鐘楼から一望できるプリシュティナの街並み、歩いてるとちょいちょい見かける癖強めな建物などを満喫。
プリズレンよりも近代的で発展しているけど、それには首都だからということ以外にも理由があって、90年代のコソボ内戦で焼け野原になってしまったため、ほぼ全ての建物が紛争後に建てられたものだから。
そういう背景を知ってから見てみると、どうしてこうなった？みたいな変な建物やオブジェも愛おしく思えたのでした。
写真9枚目の救世主キリスト聖堂は紛争前のユーゴスラビア時代に着工されたセルビア正教会で、建設途中に勃発した紛争により工事が中断、終戦後多くの住民の反セルビア感情が悪化してしまったために今でも未完成のまま。
こういう戦争の爪痕や、宗教、民族間の対立(コソボ人の大半はアルバニア系なのでムスリム)を自分の目で見る機会ってなかなかないし、悲しいことに他の国ではまた戦争が起きてしまっているこのときに、まだ記憶に新しい争いの過去を持つ国に行けたことにはなにか意味があると思ったのでした。
どうか暴力以外の方法で解決できる日が来ますようにと願うばかり。
バルカン諸国は現在の国としての歴史は浅い国がほとんどだけど、違う国としての歴史も含めるとほんっとうに深い歴史を持つ国がたくさんで、アジアと西ヨーロッパの間ということもあり宗教の面でも複雑な過去(と現在)があるため、貴重な気付きと学びをたくさん得ることができたのでした。
そしてご飯は東西のいいとこどりって感じでおいしかった♡
ご飯シリーズだけ番外編でポストしようか考え中！
ひとまずここまでお付き合いいただきありがとうございました！
やっぱり旅がだいすきだー！

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