桂美佳さんのインスタグラム写真 - (桂美佳Instagram)「. . こんばんは!桂です😊 今夜は、心温まる人生の先輩との出会いのお話です。 皆さまどうか温かいコーヒーや美味しいお酒と共に、ゆるりとお付き合いください🍻 . . 夕方、ジムの混雑も落ち着いてきた頃。 一人の男性が、トレーニングを終えお風呂からあがり、さっぱりした様子で階段を降りてこられました。 「今日もお疲れ様でしたー!」 「おう、ありがとうね!いい汗かいたよ!今から◯◯さん達とこれなんだよ!」 と、とても嬉しそうに手でクイっとお酒を飲むジェスチャーをします。 ほどなくして後から階段を降りてきた別の男性2名から声がかかります。 「おう!いこうか!」 どうやらジム仲間3人で飲みにいくようです。 . その背中を見送りながら、熱いものがこみ上げて涙をこらえた私です。 というのも、最初に降りてきた男性にはこんな背景があったのです。 . . この男性は、平日の昼間に毎日通ってくださっています。 去年の春に定年退職を迎え、健康のためにと奥様を連れて(連れられて?)ジムに入会されました。 誰もが耳にしたことのある大手企業で出世を果たし、上席管理職も経験されたこの男性。入会からしばらく経った頃、深く考えさせられるお話をしてくださいました。 . 「お金も地位も名誉も肩書きも、なにもない状態で自分のことを好きになってくれる人がいたらそれが本当の人間関係だよ。」 . こんな内容のお話です。 会社では自動的に人間関係が用意されていた。 上司がいて部下がいて、同じプロジェクトに向かう同僚・仲間がいて。 上の立場にいけば、秘書やマネージャーのような存在もできて。 頑張らなくても自分の周りには人が溢れていた。 ランチには誰かが必ず一緒に来てくれて、飲みに行くぞ!と言えば多くの部下がついてきてくれた。 「完全に麻痺して勘違いしていたんだ、自分は人として慕われているって。上司だから、肩書きがあるからに過ぎなかった。」 . 退職した途端、誰からの連絡も無くなった。 かつての自分が退職した上司に対してそうであったように。 喪失感と虚無感に襲われ、自分はどうあるべきだったのか、これからどうするべきかとても悩んだそうです。 . 「仕事が終わってしまったら、もう心の拠り所が家内しか無くなってしまってね…」 そう悲しそうに苦笑いする旦那様の隣でずっと静かに微笑んでいた奥様。突然声を出して笑って、 「もうこの人弱気になっちゃって!私が死んだらどうするの! 先生頼みますよ、ビシバシしごいてやってくださいね」 家庭より仕事を優先してきたという旦那様です。奥様も様々な思いに駆られながらずっと強く支えてこられたのでしょう。 「あなたはよく働いてくれました。 これからなんだってできるからね!終わりじゃなくてスタートよ」 なんという強さでしょう。 旦那様は申し訳なさそうな、でもとっても嬉しそうな顔をしていました。 何十年かけて築かれた夫婦の絆が垣間見えた気がして、私はこみあげて言葉に詰まりました。 . . そんな入会からもうすぐ1年。 ジムでよく顔を合わせる仲間と仲良くなり、この男性は日に日に笑顔が増えていきました。 奥様に「旦那様とっても生き生きされていますね!」と言うと、こんな嬉しい言葉が返ってきました。 「そうなの!ここがあって本当に良かったと思って。 あの人、今が人生で一番楽しそうなのよ。メガロスのおかげ!本当にありがとう。」 . 第二の人生を輝かせるのにスポーツジムは大きな役割を果たす、喜びと感動に溢れた場所だと私は本気で思っています。 年齢も性別も職業も、どんな肩書きも関係なく、“好き”や“楽しい”で人と人がつながる場所です。 決して娯楽などではなく、健康のためになくてはならない、 心を救い健康を守り、命を輝かせることのできる場所です。 . . 人は、今持っているものよりもより多くのお金や地位、名誉や肩書きを求めがちです。 その向上心が自分を大きく成長させてくれるのには間違いないのですが、 それらを持ち合わせていないことが逆に人間関係を充実させてくれることもあるのも事実です。 . 莫大なお金や権力を持っている人は、 近づいてくる人がなにか目的があってそうしているのか、 それともちゃんと人として慕ってくれているのかを見極めるのがとても大変です。 何かのきっかけで肩書きや名誉を失ったとき、 実は自分は誰にも愛されておらず、ひとりぼっちだったことに気づく人だっています。 . 損得勘定なしに、人間性や性格に惹かれ合い繋がれる関係。 それこそが真の友人や仲間、そしてパートナーと呼べるものなのだろうと改めて考えさせられた出来事でした。 . 一緒にいるのに理由などなく、 目的がなくても会いたくなるような。 一緒にいて自然に頬がゆるんでしまうような。 思い浮かべるだけで顔が見たくなるような。 そんな愛おしい存在こそ、 かけがえのない仲間こそ、 大切に守っていきたいものですね☺️ . . . #仲間 #本当の自分 #愛されたい #本音 #友達作り #ぼっち #大人の勉強 #メンタルヘルス #大切な人 #大切なこと #大切な時間 #大切なもの #命  photo by @uchistyle thanks❤︎」3月3日 20時03分 - mikazurara

桂美佳のインスタグラム(mikazurara) - 3月3日 20時03分


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こんばんは!桂です😊
今夜は、心温まる人生の先輩との出会いのお話です。
皆さまどうか温かいコーヒーや美味しいお酒と共に、ゆるりとお付き合いください🍻
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夕方、ジムの混雑も落ち着いてきた頃。
一人の男性が、トレーニングを終えお風呂からあがり、さっぱりした様子で階段を降りてこられました。
「今日もお疲れ様でしたー!」
「おう、ありがとうね!いい汗かいたよ!今から◯◯さん達とこれなんだよ!」
と、とても嬉しそうに手でクイっとお酒を飲むジェスチャーをします。
ほどなくして後から階段を降りてきた別の男性2名から声がかかります。
「おう!いこうか!」
どうやらジム仲間3人で飲みにいくようです。
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その背中を見送りながら、熱いものがこみ上げて涙をこらえた私です。
というのも、最初に降りてきた男性にはこんな背景があったのです。
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この男性は、平日の昼間に毎日通ってくださっています。
去年の春に定年退職を迎え、健康のためにと奥様を連れて(連れられて?)ジムに入会されました。
誰もが耳にしたことのある大手企業で出世を果たし、上席管理職も経験されたこの男性。入会からしばらく経った頃、深く考えさせられるお話をしてくださいました。
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「お金も地位も名誉も肩書きも、なにもない状態で自分のことを好きになってくれる人がいたらそれが本当の人間関係だよ。」
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こんな内容のお話です。
会社では自動的に人間関係が用意されていた。
上司がいて部下がいて、同じプロジェクトに向かう同僚・仲間がいて。
上の立場にいけば、秘書やマネージャーのような存在もできて。
頑張らなくても自分の周りには人が溢れていた。
ランチには誰かが必ず一緒に来てくれて、飲みに行くぞ!と言えば多くの部下がついてきてくれた。
「完全に麻痺して勘違いしていたんだ、自分は人として慕われているって。上司だから、肩書きがあるからに過ぎなかった。」
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退職した途端、誰からの連絡も無くなった。
かつての自分が退職した上司に対してそうであったように。
喪失感と虚無感に襲われ、自分はどうあるべきだったのか、これからどうするべきかとても悩んだそうです。
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「仕事が終わってしまったら、もう心の拠り所が家内しか無くなってしまってね…」
そう悲しそうに苦笑いする旦那様の隣でずっと静かに微笑んでいた奥様。突然声を出して笑って、
「もうこの人弱気になっちゃって!私が死んだらどうするの!
先生頼みますよ、ビシバシしごいてやってくださいね」
家庭より仕事を優先してきたという旦那様です。奥様も様々な思いに駆られながらずっと強く支えてこられたのでしょう。
「あなたはよく働いてくれました。
これからなんだってできるからね!終わりじゃなくてスタートよ」
なんという強さでしょう。
旦那様は申し訳なさそうな、でもとっても嬉しそうな顔をしていました。
何十年かけて築かれた夫婦の絆が垣間見えた気がして、私はこみあげて言葉に詰まりました。
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そんな入会からもうすぐ1年。
ジムでよく顔を合わせる仲間と仲良くなり、この男性は日に日に笑顔が増えていきました。
奥様に「旦那様とっても生き生きされていますね!」と言うと、こんな嬉しい言葉が返ってきました。
「そうなの!ここがあって本当に良かったと思って。
あの人、今が人生で一番楽しそうなのよ。メガロスのおかげ!本当にありがとう。」
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第二の人生を輝かせるのにスポーツジムは大きな役割を果たす、喜びと感動に溢れた場所だと私は本気で思っています。
年齢も性別も職業も、どんな肩書きも関係なく、“好き”や“楽しい”で人と人がつながる場所です。
決して娯楽などではなく、健康のためになくてはならない、
心を救い健康を守り、命を輝かせることのできる場所です。
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人は、今持っているものよりもより多くのお金や地位、名誉や肩書きを求めがちです。
その向上心が自分を大きく成長させてくれるのには間違いないのですが、
それらを持ち合わせていないことが逆に人間関係を充実させてくれることもあるのも事実です。
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莫大なお金や権力を持っている人は、
近づいてくる人がなにか目的があってそうしているのか、
それともちゃんと人として慕ってくれているのかを見極めるのがとても大変です。
何かのきっかけで肩書きや名誉を失ったとき、
実は自分は誰にも愛されておらず、ひとりぼっちだったことに気づく人だっています。
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損得勘定なしに、人間性や性格に惹かれ合い繋がれる関係。
それこそが真の友人や仲間、そしてパートナーと呼べるものなのだろうと改めて考えさせられた出来事でした。
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一緒にいるのに理由などなく、
目的がなくても会いたくなるような。
一緒にいて自然に頬がゆるんでしまうような。
思い浮かべるだけで顔が見たくなるような。
そんな愛おしい存在こそ、
かけがえのない仲間こそ、
大切に守っていきたいものですね☺️
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photo by @uchistyle thanks❤︎


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2023/3/3

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