桂美佳さんのインスタグラム写真 - (桂美佳Instagram)「. . こんばんは😊桂です! 今日は空気がひんやりしますね。どうぞ温かいコーヒーや美味しいお酒と共に、ゆるりとお付き合いください🥃✨ . . 「ええ!?遅い遅い、もう2年生くらいから塾行って準備始めないと中学受験には間に合わないよ!」「遊んでる暇ないよね!」 なにがどう間に合わないのかわかりませんが、小学校の保護者会の雑談で繰り広げられたこんな会話がずっと心に引っかかっています。 今や中学受験や小学校のお受験も珍しいことではなく、この時代も拍車をかけてか、友達と過ごす時間より勉強に追われる子どもが増えたと聞きます。 . . 私が初めて受験を経験したのは高校受験です。 知識を得たり難解を解いたり、そもそも勉強自体は好きだったので地元では名門と言われる進学校を選びました。進学した先で待っていたのは、考えさせられる現実でした。 . 勉強は難しく大変ではありましたが、それでも学生のほとんどは友人と遊んだり部活動に励んだり、また恋愛をしたり、たまにちょっとした悪さをしてみたり。それなりに青春時代らしい生活を楽しんでいたのです。 . ですが中には、勉強にひたすら追われて友達と過ごす時間が一切ない子たちもいました。 勉強に没頭できるというのは素晴らしいことです。それは間違いないのですが、問題なのは“勉強しか”していないことでした。 遠方から通学する電車の中でも勉強、休み時間ももちろん勉強、お弁当を広げる時間も惜しんで勉強。授業が終われば学習塾へと足早に向かっていきます。 . その子たちには、友達はいませんでした。 なにも仲間はずれにされているわけではありません。たまにクラスメイトからの誘いがあったとしてもそれに乗ることはなく、彼ら自身の意志で、独りでいることを選んでいたようでした。 “ようでした”というのは、振り返ってみれば彼らにも複雑な葛藤があったのではと思うからです。友達はいなくても、彼らの側には親がいたはずですが、「今日友達とどんなことしたの?」ではなく「今日どれだけ勉強したの?」という声しかかけられていなかったとしたら…とても悲しいことです。 . . 彼らの頭の中は文字や数式で常にいっぱいで、まるでそれが生きることの全てのよう。他のことにはまるっきり関心を持てないようでした。学校行事はもちろんのこと、教室で毎日起こる出来事にも。 驚くことに、クラスメイトの名前すら卒業するまで知らなかった子もいます。 気が遠くなる数の英単語や数式、 大昔の歴史上の人物の名前、 世界の果ての小さな都市の名前まで記憶しているのに、 一日の大半を共にする、血も感情も通っている生身の人間の名前すら知らないことに一切の疑問を持たずにいるなんて、どう考えてもおかしいですよね。どこか麻痺してしまってはいないでしょうか。 . 卒業してから20年近くが経ちます。友達がいなかった彼らは果たして、エリートの道を進み続け、立派な仕事に就き、世のため人のために生きることができているのでしょうか。 . . どんな職業であっても、仕事は『人のために』するものです。それが直接的であっても間接的であっても、行き着く先には人間がいます。 店員はお客様のために、教師は生徒のために、医者は患者のために。政治家は国民のために、アーティストは目や耳を傾けてくれる全ての人のために。また何かを研究したり開発したり、生産したり運んだりするのは、結果として人の役に立てられるためです。 . . 友達が必要な理由、生身の人間と触れ合わなければならない理由のひとつがここにあるでしょう。 友達がいなければ、他人の気持ちを知ることはできません。生身の人間と喜びや悲しみを共有しなければ、人を理解することはできません。 本を読んだだけで他人の気持ちを理解した気になるなんて浅はかなことです。 他人の気持ちを知らずして人を理解せずして、人のためになるいい仕事などできるわけがありません。 . . 勉強は、人生を豊かにする素晴らしいものです。 学びに没入するのは、とても楽しいことです。 知識を得ることは人を大きく成長させます。 死ぬ瞬間まで、学び続けるべきだと思います。 . ですがそれが第一優先になってしまい『人間』が置いてけぼりになってしまったら本末転倒です。 何のために学ぶのか。そこに立ち返れば大切にすべきことの優先順位を見失うことはないでしょう。 . . 「新しいクラスはどう?」 「友達とどんなことして遊んだの?」 「好きな子はできた?」 帰り道、そんな私の問いに息子は生き生きと答えてくれます。子どもたちのこれからの未来に、素晴らしい“学び”が広がっていくことを願う毎日です。 . . #fitness #フィットネス女子 #gym #ジムトレ #training #筋トレ #健康 #心と身体 #笑顔が一番 #人生を楽しむ #感動した #東京 #立川  photo by @uchistyle thanks❤︎」4月15日 19時53分 - mikazurara

桂美佳のインスタグラム(mikazurara) - 4月15日 19時53分


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こんばんは😊桂です!
今日は空気がひんやりしますね。どうぞ温かいコーヒーや美味しいお酒と共に、ゆるりとお付き合いください🥃✨
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「ええ!?遅い遅い、もう2年生くらいから塾行って準備始めないと中学受験には間に合わないよ!」「遊んでる暇ないよね!」
なにがどう間に合わないのかわかりませんが、小学校の保護者会の雑談で繰り広げられたこんな会話がずっと心に引っかかっています。
今や中学受験や小学校のお受験も珍しいことではなく、この時代も拍車をかけてか、友達と過ごす時間より勉強に追われる子どもが増えたと聞きます。
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私が初めて受験を経験したのは高校受験です。
知識を得たり難解を解いたり、そもそも勉強自体は好きだったので地元では名門と言われる進学校を選びました。進学した先で待っていたのは、考えさせられる現実でした。
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勉強は難しく大変ではありましたが、それでも学生のほとんどは友人と遊んだり部活動に励んだり、また恋愛をしたり、たまにちょっとした悪さをしてみたり。それなりに青春時代らしい生活を楽しんでいたのです。
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ですが中には、勉強にひたすら追われて友達と過ごす時間が一切ない子たちもいました。
勉強に没頭できるというのは素晴らしいことです。それは間違いないのですが、問題なのは“勉強しか”していないことでした。
遠方から通学する電車の中でも勉強、休み時間ももちろん勉強、お弁当を広げる時間も惜しんで勉強。授業が終われば学習塾へと足早に向かっていきます。
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その子たちには、友達はいませんでした。
なにも仲間はずれにされているわけではありません。たまにクラスメイトからの誘いがあったとしてもそれに乗ることはなく、彼ら自身の意志で、独りでいることを選んでいたようでした。
“ようでした”というのは、振り返ってみれば彼らにも複雑な葛藤があったのではと思うからです。友達はいなくても、彼らの側には親がいたはずですが、「今日友達とどんなことしたの?」ではなく「今日どれだけ勉強したの?」という声しかかけられていなかったとしたら…とても悲しいことです。
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彼らの頭の中は文字や数式で常にいっぱいで、まるでそれが生きることの全てのよう。他のことにはまるっきり関心を持てないようでした。学校行事はもちろんのこと、教室で毎日起こる出来事にも。
驚くことに、クラスメイトの名前すら卒業するまで知らなかった子もいます。
気が遠くなる数の英単語や数式、
大昔の歴史上の人物の名前、
世界の果ての小さな都市の名前まで記憶しているのに、
一日の大半を共にする、血も感情も通っている生身の人間の名前すら知らないことに一切の疑問を持たずにいるなんて、どう考えてもおかしいですよね。どこか麻痺してしまってはいないでしょうか。
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卒業してから20年近くが経ちます。友達がいなかった彼らは果たして、エリートの道を進み続け、立派な仕事に就き、世のため人のために生きることができているのでしょうか。
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どんな職業であっても、仕事は『人のために』するものです。それが直接的であっても間接的であっても、行き着く先には人間がいます。
店員はお客様のために、教師は生徒のために、医者は患者のために。政治家は国民のために、アーティストは目や耳を傾けてくれる全ての人のために。また何かを研究したり開発したり、生産したり運んだりするのは、結果として人の役に立てられるためです。
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友達が必要な理由、生身の人間と触れ合わなければならない理由のひとつがここにあるでしょう。
友達がいなければ、他人の気持ちを知ることはできません。生身の人間と喜びや悲しみを共有しなければ、人を理解することはできません。
本を読んだだけで他人の気持ちを理解した気になるなんて浅はかなことです。
他人の気持ちを知らずして人を理解せずして、人のためになるいい仕事などできるわけがありません。
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勉強は、人生を豊かにする素晴らしいものです。
学びに没入するのは、とても楽しいことです。
知識を得ることは人を大きく成長させます。
死ぬ瞬間まで、学び続けるべきだと思います。
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ですがそれが第一優先になってしまい『人間』が置いてけぼりになってしまったら本末転倒です。
何のために学ぶのか。そこに立ち返れば大切にすべきことの優先順位を見失うことはないでしょう。
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「新しいクラスはどう?」
「友達とどんなことして遊んだの?」
「好きな子はできた?」
帰り道、そんな私の問いに息子は生き生きと答えてくれます。子どもたちのこれからの未来に、素晴らしい“学び”が広がっていくことを願う毎日です。
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#fitness #フィットネス女子 #gym #ジムトレ #training #筋トレ #健康 #心と身体 #笑顔が一番 #人生を楽しむ #感動した #東京 #立川
photo by @uchistyle thanks❤︎


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2022/4/15

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