みたらし加奈のインスタグラム(mitarashikana) - 6月15日 21時06分


【長文です】
なんの懸念もなく「ハッピープライド!」とは言えない世の中を、LGBTQの当事者はサバイブしています。

同性婚やLGBT差別解消法への壁、
性別の戸籍変更条件への負担、
未だに社会に残る差別や偏見、
カミングアウトのしづらさ‥

「諦めた方が楽だった」「そう呑み込んだ方が生きやすかった」

これは私が今まで何度も耳にしたことがある言葉たちです。

私はまだ忘れていません。同性婚もできないような、差別を「差別」として扱ってくれない国のオリンピックで流れた「Chosen Family」を。

————

皆さんは「ピンクウォッシュ」という言葉を知っていますか?

ピンクウォッシュとは、
「利益のために、LGBTQ当事者やコミュニティに
恩恵があるように印象付ける行為」を指します。

ちなみに「広報・経済的な利益のために
環境に配慮しているように見せること」は
「グリーンウォッシュ」、

「広報・経済的な利益のために
人道的な面をアピールすること」を
「ブルーウォッシュ」と呼びます。

街中に並ぶレインボーの旗、
検索で出てくる「LGBTフレンドリー」の文字、
寄付先がわからない「チャリティキャンペーン」、
6月になると虹色に変わる製品たち・・・

全てがそうではありませんが、その中にはピンクウォッシュに該当するものもあるかもしれません。

何が問題かというと、
こういった「〇〇ウォッシュ」という行為によって
現実で起こっている政治的・組織的な差別構造が、
「なかったもの」のようになっていくこと。

流行りのように消費されやすい
「LGBT」や「SDGs」という言葉の裏側で、
実際に苦しい思いをしている当事者がどれだけいるのかは
あまり問題視されていないように感じています。

確かに、資本主義社会の中で
「LGBTフレンドリー」と謳うことは自由です。

「広まっていくならいいじゃん」とか
「やらないよりマシでしょ」と思う人もいるかもしれません。

でも少なくとも私は、プライド月間だからこそ
ピンクウォッシュに向き合っていきたいと、
この文章を綴りました。

私自身は「当事者の代表」ではありません。
ただ当事者の1人として、
他の当事者の声に耳を傾けていると思うのです。

「私たちはずっと存在しているんだ」と。

そして性的指向や性自認は誰しもにあるはずなのに、なぜその一部の人たちだけが権利を手放さなければならないのか、といつも疑問に感じます。

LGBTQの当事者は、
決してレインボーの前だけに“姿を現す"わけではありません。
6月だけではなく、毎日を生きています。
ニュースを見て傷ついたり、絶望することもあります。
一方で、ときにはエンパワーメントされるときだってあります。

ハッピープライド!でありたい
このプライドマンスに私ができることは、
多くの当事者に寄り添おうとしている企業の取り組みを
全力で応援すること。

写真の中で私が着用させてもらっているCOSコレクションの売上は、全額がチャリティ団体に寄付されるそうです。

その中で、日本のCOS( @cosstores_jp )の売上は
「認定NPO法人 虹色ダイバーシティ」に
寄付されると伺いました。

全世界におけるCOS( @コス )の
クィアコミュニティへのサポートは、今年で3年目。
この文章を載せることを許してくれたCOSの心意気とともに、
私も連帯させてもらえたらと。

もうすぐ参議院選挙。
サバイブしなくてもいい世の中を選ぶために、
自分の権利を使っていきたいと改めて感じました。

HAPPY PRIDE🏳️‍🌈🏳️‍⚧️

#COS
#COSJapan
@kai_isaiah_jamal


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2022/6/15

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