職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【越前屋ビル】  手芸店「越前屋」さんをご存じですか?刺繍をされている方は耳にしたことがあるかと思います。入店したことはないけれど通りかかったことがある、という方も多いのではないでしょうか?  越前屋は創業1865年から続く手芸用品の専門店です。刺繍糸に関しては一般的なメーカーはもちろん、珍しい海外ブランドもあり、色数も揃っていて実際に目で見て購入できるところがありがたいです。糸好き、色好きの私としては入店すると、まさに“萌え~”という状態です。  東京駅八重洲口の正面に伸びる八重洲通りと中央通りとの交差点にあるこちらの越前屋、歴史も古く、越前の福井から出てきた武士が、真田紐を和装小物として商売を始めたのが始まりです。真田紐とは、太い木綿糸で平たく厚く織る紐のことで、もともとは戦国武将真田昌幸(1547-1611)が刀の柄(つか)を巻くのに使ったことからその名が付いたといわれています。伸びにくく丈夫で、兜の紐、茶道具の桐箱などに使用されていました。これが和装小物、すなわち帯留め、帯締めなどにも使用されるようになりました。明治に入ると、越前屋は帝国陸海軍に制服の小付属・刺繍・蛇腹・ボタンなどの付属品、軍刀の紐などを納めるようになり実績も上がり、明治時代の「流行糸物類栄」という東京の糸商人の番付にも名前があったそうです。  そして、今ではレトロ?な佇まいの越前屋ビル、その建築物にも歴史があり、昭和26年の「越前屋ビル新築工事」は、戦後のビル建設ラッシュにおいて都内に建築中の大規模なビルは50棟以上あったそうですが、その中でも一際目立っていたと記されています。鉄骨鉄筋コンクリート造、地下2階地上8階建、延べ5160平方メートル、仕上げは外壁タイル張り、一部ガラスブロックと議院石(国会議事堂に使われていた御影石)張りによる近代建築だったようです。当時はまだタワークレーンもなく、なんと地下2階も手掘り作業でした。そして、当時は珍しかったその地下2階には、ニュース映画とディズニーのアニメ映画を上映する、50席の「ニュース映画劇場」があったそうです。その後も越前屋ではファッションショーが開催されたり、時代とともに入居店舗も入れ替わったりと時を刻んできました。  最近は再開発ですっかり様変わりしてしまった東京駅周辺ですが、そんなストーリーを知って散策してみるのも楽しいですよね。今でも1階のショーウィンドウには手芸用品や世界の刺繍が飾られています。最先端を行くお洒落さはありませんが、足を止めたくなる、ほっこりとした気持ちにさせてくれますよ。今年もようやく良い季節になりますので、ぜひお出かけしてみてください。  越前屋ビル https://maps.app.goo.gl/QvBunmtFCofZKYHR7 銀座ショールーム https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html 播州刃物 握り鋏 https://www.shokunin.com/jp/banshu/nigiri.html  参考資料 https://www.echizen-ya.co.jp/index.html https://www.kajima.co.jp/gallery/kiseki/kiseki40/index-j.html  @shokunincom  #職人ドットコム #京都市 #上京区 #中京区 #西陣 #キッチン用品 #調理道具 #調理器具 #料理道具 #台所道具 #手仕事 #暮らしの道具 #暮らしを楽しむ #工芸品 #民芸 #民藝 #器のある暮らし #焼き物 #生活工芸 #越前屋 #越前屋ビル #越前屋さん #播州刃物 #握り鋏 #越前屋ビル新築工事 #真田昌幸 #八重洲口 #手芸用品専門店 #手芸用品店 #手芸用品」10月4日 19時53分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 10月4日 19時53分


【越前屋ビル】

手芸店「越前屋」さんをご存じですか?刺繍をされている方は耳にしたことがあるかと思います。入店したことはないけれど通りかかったことがある、という方も多いのではないでしょうか?

越前屋は創業1865年から続く手芸用品の専門店です。刺繍糸に関しては一般的なメーカーはもちろん、珍しい海外ブランドもあり、色数も揃っていて実際に目で見て購入できるところがありがたいです。糸好き、色好きの私としては入店すると、まさに“萌え~”という状態です。

東京駅八重洲口の正面に伸びる八重洲通りと中央通りとの交差点にあるこちらの越前屋、歴史も古く、越前の福井から出てきた武士が、真田紐を和装小物として商売を始めたのが始まりです。真田紐とは、太い木綿糸で平たく厚く織る紐のことで、もともとは戦国武将真田昌幸(1547-1611)が刀の柄(つか)を巻くのに使ったことからその名が付いたといわれています。伸びにくく丈夫で、兜の紐、茶道具の桐箱などに使用されていました。これが和装小物、すなわち帯留め、帯締めなどにも使用されるようになりました。明治に入ると、越前屋は帝国陸海軍に制服の小付属・刺繍・蛇腹・ボタンなどの付属品、軍刀の紐などを納めるようになり実績も上がり、明治時代の「流行糸物類栄」という東京の糸商人の番付にも名前があったそうです。

そして、今ではレトロ?な佇まいの越前屋ビル、その建築物にも歴史があり、昭和26年の「越前屋ビル新築工事」は、戦後のビル建設ラッシュにおいて都内に建築中の大規模なビルは50棟以上あったそうですが、その中でも一際目立っていたと記されています。鉄骨鉄筋コンクリート造、地下2階地上8階建、延べ5160平方メートル、仕上げは外壁タイル張り、一部ガラスブロックと議院石(国会議事堂に使われていた御影石)張りによる近代建築だったようです。当時はまだタワークレーンもなく、なんと地下2階も手掘り作業でした。そして、当時は珍しかったその地下2階には、ニュース映画とディズニーのアニメ映画を上映する、50席の「ニュース映画劇場」があったそうです。その後も越前屋ではファッションショーが開催されたり、時代とともに入居店舗も入れ替わったりと時を刻んできました。

最近は再開発ですっかり様変わりしてしまった東京駅周辺ですが、そんなストーリーを知って散策してみるのも楽しいですよね。今でも1階のショーウィンドウには手芸用品や世界の刺繍が飾られています。最先端を行くお洒落さはありませんが、足を止めたくなる、ほっこりとした気持ちにさせてくれますよ。今年もようやく良い季節になりますので、ぜひお出かけしてみてください。

越前屋ビル
https://maps.app.goo.gl/QvBunmtFCofZKYHR7
銀座ショールーム
https://www.shokunin.com/jp/showroom/ginza.html
播州刃物 握り鋏
https://www.shokunin.com/jp/banshu/nigiri.html

参考資料
https://www.echizen-ya.co.jp/index.html
https://www.kajima.co.jp/gallery/kiseki/kiseki40/index-j.html

@職人.com

#職人ドットコム #京都市 #上京区 #中京区 #西陣 #キッチン用品 #調理道具 #調理器具 #料理道具 #台所道具 #手仕事 #暮らしの道具 #暮らしを楽しむ #工芸品 #民芸 #民藝 #器のある暮らし #焼き物 #生活工芸 #越前屋 #越前屋ビル #越前屋さん #播州刃物 #握り鋏 #越前屋ビル新築工事 #真田昌幸 #八重洲口 #手芸用品専門店 #手芸用品店 #手芸用品


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

144

0

2023/10/4

職人.comを見た方におすすめの有名人

IT・通信のおすすめグループ