職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【ガンボ】  先日、三条ショールームの帰りに立ち寄ったカルディで、我が家でしばらく切らしていたケイジャンスパイスミックスを見つけ、久々に「ガンボ」を作ってみようと思い立ちました。数年前、京都のお店で出会ったアメリカ人に教えてもらい、そのおいしさに感動したアメリカ料理です。  ガンボは、アメリカのルイジアナ州を起源とし、メキシコ湾岸一帯地域に浸透しているシチュー料理です。たっぷりの野菜と肉、魚介などを材料に、オクラやフィレパウダーでとろみをつけ、スパイシーに仕上げられたガンボは、濃厚で風味が豊か。お米との相性は言わずもがな抜群で、伝統的にワンプレートで提供されます。その名前の由来は、実際ほとんどのガンボに入れられる「オクラ」を意味するアフリカの言語であるアンゴラ語の「キンゴンボ」(ki ngombo)、もしくは中央バントゥー語の「キゴンボ」(ki gombo)、略してgomboが、“ガンボ”の語源である可能性が高いといわれています。  ガンボには大きく分けて2つのスタイルがあり、一方は祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系で、ルイジアナ南部に移住したケイジャンという人々のガンボ。エビやカニといった魚介類と地元で取れる土着の食材を主に使用し、比較的辛めで、色の濃いルーが特徴、トマトは入れないことが多いそうです。もう一方は、アメリカ南部に最初に入植したフランス人やスペイン人、そしてアフリカ人や先住民を先祖に持ち、ルイジアナ周辺に居住しているクレオールという人々のガンボ。伝統的なフランス風のソースの味付けをベースにして、アフリカ人の料理人がもたらしたオクラと、弱火でゆっくり火を通す調理法をはじめ、魚介と肉を同時に使う、ライスの上に食べ物をのせる、唐辛子を入れるといったスペイン料理の影響、そしてトマトを使うイタリア料理の要素など、さまざまな文化の要素が入り混じっています。  そのどちらにも共通するのは、「聖なる三位一体」と呼ばれる玉ねぎ、セロリ、ピーマンを炒めて使用していること。この3つの食材から出る甘みとうまみが、ガンボのスープベースの基本になっています。野菜がとろけるほど煮込まれ、すべてが一体となったガンボをプレートに盛り付けていると、この一皿にさまざまな文化や歴史が凝縮されていることがとても興味深く、何よりもアメリカという国が持つ多様性を感じずにはいられません。  我が家では「聖なる三位一体」の野菜のほか、鶏肉とソーセージを使い、トマトをたっぷり入れたクレオール風ガンボがお気に入りです。盛り付けるお皿は、60年代のアメリカのレストランで使われていた大衆食器をモチーフに作られたHASAMIのプレート。そしてスープも具材もご飯もしっかりすくえるヨシタ手工業デザイン室のレンゲスプーンの2つが、この料理には欠かせません。安比塗漆器工房の6寸平鉢とも相性抜群です。野菜をたっぷり使った栄養のある料理を、ご飯と一緒にしっかり食べたいという日に特におすすめです。  クレオール風ガンボ  [材料(3~4人分)] タマネギ(中)1個(みじん切り) ピーマン(パプリカ) 大1個(ヘタとワタを取りみじん切り) セロリ 1本(みじん切り) ニンニク 2片(みじん切り) トマト 中2~3個(角切り) オクラ 1袋 ローリエ 2枚 塩 小さじ1(お好みで調整する) カイエンペッパー(チリパウダー) 小さじ1/4~ ケイジャンスパイスミックス 小さじ1~2 (または、オレガノ・カイエンペッパー・パプリカパウダーをミックスしたもの) 黒胡椒 少々 ソーセージ 150g 鶏もも肉 1枚 エビ(むき身、背わたを取る) 適量 チキンスープまたは水 3~4カップ パセリのみじん切り 少々(飾り用) 炊いた白米 適量 ホットソース 適量(お好みで)  [作り方] 1. 一口大に切った鶏肉にケイジャンスパイス少々をまぶして下味を付け、しばらく置いてから油を入れた鍋(またはフライパン)で色よく焼く。 2. 1の鍋に細かく切った玉ねぎ、ピーマン、セロリを順番に加え、時々かき混ぜながら、やわらかくなるまで約5分炒める。 3. さらににんにくを加え、香りが出るまで約1分加熱する。 4. 角切りにしたトマト、ローリエ、塩、ケイジャンスパイスミックス、ブラックペッパーを加え、野菜がやわらかくなるまで約5分煮る。 5. ソーセージ、オクラ、チキンスープ(水)を加え、沸騰したら火を弱め、味がなじむまで中弱火で30分程度煮込む。 6. エビを加える場合は、加えたあとピンク色になるまで更に10分ほど煮る。カイエンペッパーを加え、味見をして味を調える。白米と一緒に盛り付け、パセリをトッピング、お好みでホットソースをかけて出来上がり。  HASAMI プレート https://www.shokunin.com/jp/hasami/plate.html ヨシタ手工業デザイン室 レンゲスプーン https://www.shokunin.com/jp/yoshita/cutlery.html 安比塗漆器工房 6寸平鉢 https://www.shokunin.com/jp/appi/bowl.html」9月29日 13時18分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 9月29日 13時18分


【ガンボ】

先日、三条ショールームの帰りに立ち寄ったカルディで、我が家でしばらく切らしていたケイジャンスパイスミックスを見つけ、久々に「ガンボ」を作ってみようと思い立ちました。数年前、京都のお店で出会ったアメリカ人に教えてもらい、そのおいしさに感動したアメリカ料理です。

ガンボは、アメリカのルイジアナ州を起源とし、メキシコ湾岸一帯地域に浸透しているシチュー料理です。たっぷりの野菜と肉、魚介などを材料に、オクラやフィレパウダーでとろみをつけ、スパイシーに仕上げられたガンボは、濃厚で風味が豊か。お米との相性は言わずもがな抜群で、伝統的にワンプレートで提供されます。その名前の由来は、実際ほとんどのガンボに入れられる「オクラ」を意味するアフリカの言語であるアンゴラ語の「キンゴンボ」(ki ngombo)、もしくは中央バントゥー語の「キゴンボ」(ki gombo)、略してgomboが、“ガンボ”の語源である可能性が高いといわれています。

ガンボには大きく分けて2つのスタイルがあり、一方は祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系で、ルイジアナ南部に移住したケイジャンという人々のガンボ。エビやカニといった魚介類と地元で取れる土着の食材を主に使用し、比較的辛めで、色の濃いルーが特徴、トマトは入れないことが多いそうです。もう一方は、アメリカ南部に最初に入植したフランス人やスペイン人、そしてアフリカ人や先住民を先祖に持ち、ルイジアナ周辺に居住しているクレオールという人々のガンボ。伝統的なフランス風のソースの味付けをベースにして、アフリカ人の料理人がもたらしたオクラと、弱火でゆっくり火を通す調理法をはじめ、魚介と肉を同時に使う、ライスの上に食べ物をのせる、唐辛子を入れるといったスペイン料理の影響、そしてトマトを使うイタリア料理の要素など、さまざまな文化の要素が入り混じっています。

そのどちらにも共通するのは、「聖なる三位一体」と呼ばれる玉ねぎ、セロリ、ピーマンを炒めて使用していること。この3つの食材から出る甘みとうまみが、ガンボのスープベースの基本になっています。野菜がとろけるほど煮込まれ、すべてが一体となったガンボをプレートに盛り付けていると、この一皿にさまざまな文化や歴史が凝縮されていることがとても興味深く、何よりもアメリカという国が持つ多様性を感じずにはいられません。

我が家では「聖なる三位一体」の野菜のほか、鶏肉とソーセージを使い、トマトをたっぷり入れたクレオール風ガンボがお気に入りです。盛り付けるお皿は、60年代のアメリカのレストランで使われていた大衆食器をモチーフに作られたHASAMIのプレート。そしてスープも具材もご飯もしっかりすくえるヨシタ手工業デザイン室のレンゲスプーンの2つが、この料理には欠かせません。安比塗漆器工房の6寸平鉢とも相性抜群です。野菜をたっぷり使った栄養のある料理を、ご飯と一緒にしっかり食べたいという日に特におすすめです。

クレオール風ガンボ

[材料(3~4人分)]
タマネギ(中)1個(みじん切り)
ピーマン(パプリカ) 大1個(ヘタとワタを取りみじん切り)
セロリ 1本(みじん切り)
ニンニク 2片(みじん切り)
トマト 中2~3個(角切り)
オクラ 1袋
ローリエ 2枚
塩 小さじ1(お好みで調整する)
カイエンペッパー(チリパウダー) 小さじ1/4~
ケイジャンスパイスミックス 小さじ1~2
(または、オレガノ・カイエンペッパー・パプリカパウダーをミックスしたもの)
黒胡椒 少々
ソーセージ 150g
鶏もも肉 1枚
エビ(むき身、背わたを取る) 適量
チキンスープまたは水 3~4カップ
パセリのみじん切り 少々(飾り用)
炊いた白米 適量
ホットソース 適量(お好みで)

[作り方]
1. 一口大に切った鶏肉にケイジャンスパイス少々をまぶして下味を付け、しばらく置いてから油を入れた鍋(またはフライパン)で色よく焼く。
2. 1の鍋に細かく切った玉ねぎ、ピーマン、セロリを順番に加え、時々かき混ぜながら、やわらかくなるまで約5分炒める。
3. さらににんにくを加え、香りが出るまで約1分加熱する。
4. 角切りにしたトマト、ローリエ、塩、ケイジャンスパイスミックス、ブラックペッパーを加え、野菜がやわらかくなるまで約5分煮る。
5. ソーセージ、オクラ、チキンスープ(水)を加え、沸騰したら火を弱め、味がなじむまで中弱火で30分程度煮込む。
6. エビを加える場合は、加えたあとピンク色になるまで更に10分ほど煮る。カイエンペッパーを加え、味見をして味を調える。白米と一緒に盛り付け、パセリをトッピング、お好みでホットソースをかけて出来上がり。

HASAMI プレート
https://www.shokunin.com/jp/hasami/plate.html
ヨシタ手工業デザイン室 レンゲスプーン
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安比塗漆器工房 6寸平鉢
https://www.shokunin.com/jp/appi/bowl.html


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2023/9/29

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