VICE Japanのインスタグラム(vicejapan) - 7月17日 19時03分
科学者は、古代の人類の近縁種が同族の個体に食肉処理を施し、肉を削ぎ、食べていた #カニバリズム 可能性を示す最古の証拠を発見した。ケニア北部の145万年前の脛骨の切り傷から、この事実が明らかになった。
古代の化石につけられたこの9つの傷跡は、おそらく肉を食べるために骨から切り離す過程で、石器によってつけられたものとみられる。これまでにも古代の頭蓋骨から食肉処理の痕跡が発見されているが、この切り傷は、人類の近縁種が親戚の体から肉を削ぐのに道具を使ったことを明示する最古の証拠だ。
人間は、数百万年前にアフリカで誕生した〈ホミニン(ヒト族の総称)〉のわずかな生き残りだ。わずか数十万年前までさまざまなホミニンが近縁種を屠殺し食べていた証拠は多数確認されているが、その行為の起源は明らかになっていない。化石記録でさかのぼることができるのは、約80万年〜250万年前の前期更新世までだ。
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2023/7/17