三井智映子のインスタグラム(chiekomitsui) - 3月26日 18時39分

先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場で主要3指数は上昇。
21-22日のFOMCでは0.25%利上げと、9会合連続での利上げとなりました。9会合連続での利上げ。
金融システム不安への懸念から利上げ停止が視野に入ってきたものの、利上げとなりました。
パウエルFRB議長の記者会見では今回のFOMCで利上げ停止が検討されたことが明らかになっています。
その結果などから米長期債(10年国債利回り)は3.3%台まで低下してきています。
ドル円は130円台を割り込む場面も。

3月10日のSVB破綻から始まった金融システムへの懸念は、
カリフォルニアの米地銀ファースト・リパブリック・バンクに対して米大手銀11行が計300億ドルの預金の支援をすると発表したほか
スイス金融機関最大手であるUBSグループは19日、競合のクレディ・スイスを約30億スイスフラン相当の株式交換で買収することで合意したことを発表するなど安心材料もあるものの、
ドイツの金融最大手、ドイツ銀行をはじめ、
ヨーロッパの銀行の経営悪化など欧米での金融不安の広がりの可能性が懸念されています。
週末24日にドイツ銀行が一時約15％株価下落したことなどで欧米市場が下落しましたが、セントルイス地区連銀のブラード総裁の発言で持ち直しました。
ニュースに左右される局面である反面、ニュースより値動きが早いので、利益を得るためにはニュースよりチャートを見る方が優位性が高いと感じるとともに、リスク管理にいつも以上に留意しなければいけない局面だと考えています。

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