猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 9月28日 00時38分
時代の価値観に惑わされることのない、自分だけの価値観を持ちたいというのは、若い頃からのテーマだった。
人類のおろかな近代史をみてもわかる通り、世相が変わればそれまでに良しとされていたことが瞬時にひっくり返るなんてことは、いくらでもあったから。
私の生まれた1970年以降は、戦争や国を巻き込んだ壮大な思想の転換はそこまでなかったとても幸福な時代だったから、私の個人史でもそこまで大げさなことはなかったけれど、それでも文化的な側面ひとつみても、もう90年代の常識が通用しないように、やはり目の前でいろんな〝良きこと〟が流行っては廃れていった。
それは月の満ち欠けに似ている。
この間まで満ちていたものがあっという間に欠けて、また満ちる。
揺れることは自然のなりわいなのかもしれないけれど、私はそんなものを信じてはいない。だから、いつでも自分の身に起きることは良きことも悪しきことも、一過性のものだと訝しがっている。
外的なことに惑わされて、自分を見失うほどおろかなものはない。
私は私と一緒にいる。私の声を聞き、その要望に応えて生きていく。ただ、それだけを望んでいる。
#東京下町時時間 #ねこしき #半月の夜🌓
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2021/9/28