芥川舞子のインスタグラム(maiko.akutagawa) - 8月19日 19時24分
「別に否定しているわけじゃないんだけど...」という前置きに引っかかる。
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これって、「否定してはならない」という、否定に対する否定をしてるじゃんって思う。
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「否定してはならない」ということ、
少なくともヨガでは、このようなことを教えてはいない。
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それなのにどうして、こんなにも私たちは'否定''を悪いことと捉えるのだろう?
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その奥には、自分が否定されたくない気持ちが隠れているんじゃないかと思う。
否定されたくないから否定しないようにしているのかと。
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だとしたら、「私は人に否定されたくない」「私は受け入れてもらいたい」という気持ちが、「否定してはならない」よりももっと重要な、自分の知られるべき気持ちなのではないかと思う。
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こんなふうに、人って大抵、何かしらのスローガンを掲げながら、その奥に隠された欲求を抱いてたりするんじゃないかな。
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私は、可能な限り、こんな隠された欲求を含んだ自分の本当の気持ちを知りたいと思ってる。
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そのために毎日ヨガをしてる。
自分を正確に理解するための、唯一できる具体的な実践がヨガだと思ってる。 ・
人と交流するのは、そのうえでだと思ってる。
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そんな私なもんで、いざ人と交流するとなると自分と同じように、自分の本当の気持ちを正確に理解したいと思ってる人との交流を、心から望んでる。そんな人がたとえ少数しかいなかったとしても。
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だからなのかな。逆に、どんな人でも受け入れて幅広く多くの人と仲良くすることを心から望んでる人にとっては、
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私みたいな考えを持つ人を'否定的''とか'排他的''って感じるよう。
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その通りだと思う。そう映るなら、それで良い。
「自分の考えを押し付けるべきではない」とか「自分が正しいと思って周囲を否定してる」とか、もう何を感じてもらってもまったく構わないので、
そのかわり、誰とでも仲良くできない不器用極まりないタイプの私に対しても、「誰とでも仲良く」とか「否定してはいけない」を求めないでほしいよ。
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それぞれの生き方があって良いよね。
だとしたら、否定したり拒絶することも良いよね。
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好きなものがあるのと同じように嫌いなものがあっても良いよね。
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私は洋輔先生に教わったことで、とても好きな言葉がある。
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「<すべてはひとつ>を理解するために、二つに分けて理解する。ハタヨガでは、それを経験で理解する方法です。吸う息と吐く息が異なることを理解する。そしてそれが<呼吸>というひとつのものだと理解する。
ヨガは、1+1=1 という理屈で絶対に理解できないことを、経験として理解する練習です。だから練習によって経験するしかないのです」
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異なることを理解することなく、ひとつであることを理解できないのだそうです。
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だから、きっと良いんですよ。二つに分けても。
好き嫌いがあって良いんですよ。
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「正しいとか間違ってるとかで判断しない」とか「良いも悪いもない」とか「選り好みしない」とか、ジャッジしないを良しとする風潮があるけれど、ジャッジしないことが良しとされてる事自体がジャッジしてるじゃんって話なのだから。
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それぞれみんな、自分の生きたいように生きましょうね。
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2019/8/19