上原恵理のインスタグラム(eri.uehara) - 1月8日 01時10分


すっかり手術から2ヶ月以上が経過してしまっていますが、橘の鼻オペについて☝️

今回私はできるだけ人工物を使いたくなかったので、鼻根部の高さを出す隆鼻術には、肋軟骨のUltra-diced cartilage(粉砕軟骨)とPRFを使いました。
PRFは多血小板フィブリンの略で、自分の血液を遠心分離にかけ、濃縮された血小板と様々な成長因子を抽出したものです。
血小板やフィブリンは血液を固める作用があり、これを利用して今回Ultra-diced cartilageを固めてプロテーゼの様に使いました。
所謂接着剤として使用する、生体組織接着剤は既に製品としてあり、ボルヒールやベリプラストといった製品名で一般病院でも手術に使われています。
例えば耳鼻科領域であれば、耳の手術で伝音再建の際に耳小骨を接着するのに使います。
問題点は、この製品は他人の血液由来の成分なので、血液を介して伝染る感染症リスクやアレルギーが起こる可能性を完全にゼロに出来ないことがあり、
必ず人の血液由来の組織接着剤を使用する医療機関は、定期的な血液検査ができる病院に限られるため、この製品を原則美容クリニックで使用することは出来ません。

このため、今回は自己血由来のPRFを作成するために、再生医療委員会の認可を得て手術を行いました。

動画の中の論文でも言及していますが、Ultra-diced cartilage単体の隆鼻を行った群と、Ultra-diced cartilageにPRFを加えた郡を比較した際に、時間経過での隆鼻部分の組織減少が、PRF添加群の方が優位に少なかったという結果になっています。
これは、PRFに含まれている成長因子が、術後の炎症を抑え、炎症による軟骨の吸収率を低下させて形状の維持に有用であることを示唆しているとも言えます。
また炎症が抑えられることで、瘢痕組織形成が抑えられるので、瘢痕によって鼻の形がもったりとシャープさが失われてしまうことも抑えられるのでは、と考えています。

長期経過についてはまだまだ議論の余地はありますが、なるべく人工物を使いたくない方の隆鼻のひとつの選択肢になるのでは?と考えています🙋🏼‍♀️︎ ̖́-

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参考文献: Sercan Gode, Arin Ozturk, et al. Effect of Injectable Platelet-Rich Fibrin on Diced Cartilage’s Viability in Rhinoplasty. Facial Plast Surg 2019; 35(04): 393-396.


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2024/1/8

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