西木ファビアン勇貫さんのインスタグラム写真 - (西木ファビアン勇貫Instagram)「物語の面白さに引っ張られるように次々とページをめくり、気がついたら終わっていた。そして、解説にあった通り、もうこの登場人物に会えないと思うと寂しさが込み上げてきた。  読み終えてわかったのは、主人公が『こうなりたい!』と目標にし、それに向けて突き進むようなものがないので、読み進めるのが難しかったのだと思う。あったとしても、眼帯がしたい、とか物語のゴールとはならないものだったし。 少年ジャンプの世界観、努力、友情、勝利、犯人を特定するミステリー、売れるを目標とする芸人やミュージシャン、付き合いたい、別れたくないけど別れてしまう、会いたい、助けたい、看取りたいなどに、どうしても親しみがあるからなのかもしれない。そういう意味でも、西さんの中でも純文学に近いような作品だった。  祖父とこっこと、ぽっさんとのシーンがカタルシスかなと思ったら、そのあと変質者出て、うさぎ乗せて、自由帳投げて、鹿きて、すごかったな。予想だにできないシーンのオンパレードだった。  小説家は自身の経験や思い出をもとに、あるいは想像力や、取材をもとに、自分が出来る範囲ではなく、少し難しいことに毎度挑戦しながら作品を完成させてゆく。 そのベクトルは挑戦という意味で少なからず『→』未来を向いている。一方『円卓』は、同時に、記憶が曖昧で思い出すことが難しい小学生のことを描くという『←』逆向きの矢印が働いている。しかも当時の感性を瑞々しいまま、一冊の本に閉じ込めているのが素晴らしかった。小学生の記憶なんて思い出せるものはわかりやすいものだけなので、懐かしいというより、むしろ知らないジャンルの小説を読んだ気分だった。  #本 #読書 #読書記録 #読書記録ノート  #小説 #小説好きな人と繋がりたい #小説好き  #小説が好き #本好きな人と繋がりたい  #読書好きな人と繋がりたい #bookstagram  #book #books #novel  #作家 #小説家  #fabibooks #第一芸人文芸部  #円卓 #西加奈子」9月14日 0時09分 - fabian_westwood

西木ファビアン勇貫のインスタグラム(fabian_westwood) - 9月14日 00時09分


物語の面白さに引っ張られるように次々とページをめくり、気がついたら終わっていた。そして、解説にあった通り、もうこの登場人物に会えないと思うと寂しさが込み上げてきた。

読み終えてわかったのは、主人公が『こうなりたい!』と目標にし、それに向けて突き進むようなものがないので、読み進めるのが難しかったのだと思う。あったとしても、眼帯がしたい、とか物語のゴールとはならないものだったし。
少年ジャンプの世界観、努力、友情、勝利、犯人を特定するミステリー、売れるを目標とする芸人やミュージシャン、付き合いたい、別れたくないけど別れてしまう、会いたい、助けたい、看取りたいなどに、どうしても親しみがあるからなのかもしれない。そういう意味でも、西さんの中でも純文学に近いような作品だった。

祖父とこっこと、ぽっさんとのシーンがカタルシスかなと思ったら、そのあと変質者出て、うさぎ乗せて、自由帳投げて、鹿きて、すごかったな。予想だにできないシーンのオンパレードだった。

小説家は自身の経験や思い出をもとに、あるいは想像力や、取材をもとに、自分が出来る範囲ではなく、少し難しいことに毎度挑戦しながら作品を完成させてゆく。
そのベクトルは挑戦という意味で少なからず『→』未来を向いている。一方『円卓』は、同時に、記憶が曖昧で思い出すことが難しい小学生のことを描くという『←』逆向きの矢印が働いている。しかも当時の感性を瑞々しいまま、一冊の本に閉じ込めているのが素晴らしかった。小学生の記憶なんて思い出せるものはわかりやすいものだけなので、懐かしいというより、むしろ知らないジャンルの小説を読んだ気分だった。

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#小説が好き #本好きな人と繋がりたい
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2023/9/14

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