草刈民代さんのインスタグラム写真 - (草刈民代Instagram)「L‘ART GROUP presents ローラン・プティ HOMAGE『INFINITY – PREMIUM BALLET GALA 2023-』第二部 ①エチュード加冶屋百合子　江部直哉中村恩恵さんは唯一無二のダンサー。私は彼女のパフォーマンスを拝見するたびに、未だにその凄さに驚かされています。今回、百合子さんがご出演するにあたり、日本のお客様に向けて新たな一面をお見せできるのではないかと、振付家として私が絶大な信頼を寄せている恩恵さんの作品をご提案させていただきました。江部さんとも面白い組み合わせになると思いました。恩恵さん、百合子さん、江部さんのクリエイション、そして、丸山敬太さんの衣装によって、「エチュード」は大人の男女が織りなす様々な情景が、心地よく観る人の心を捉える、情感豊かな作品となりました。本作品はYouTubeでご覧いただけます。プロフィールをご覧ください。 ②ミラージュ佐々晴香振付家のセルジュ・リファールはローラン・プティともゆかりのある人。「ミラージュ」は、蜃気楼のように次々と消えてゆく幻想の世界を、「影」と共に旅する「若者」の孤独をテーマに、リファールが「おとぎ話」として創作した作品。晴香さんの役は「影」。主人公の若者の潜在意識とも言うべき役柄です。リファールはバレエ・リュスの後期のスターだった人ですが、この作品の説明を読んでも、バレエ・リュス以前に創作されていた作品とは、目指すものが全く違っていたことが想像できます。バレエ・リュスの存在がバレエの可能性を大きく開いていったことが具体的に伝わってきますし、この意思がローラン・プティにも受け継がれていたことを思うと、とても腑に落ちるものがありました。何よりも嬉しかったのは、この歴史的な作品が日本人ダンサーによって上演され、それをお客様に味わっていただけたこと。色々な意味で、日本におけるバレエの可能性を示していることだと私は感じています。 ③枯葉三森健太郎何年前だったのか忘れましたが、世界バレエフェスティバルで、マッシモ・ムッルさんがこの作品を踊ったのを観たことがありました。「やはり、ローラン・プティは洒落た作品を創るなぁ」というのがその時の感想。しかし、今回ビデオを観ながら三森さんと振りを起こし始めたら、とても男性的な作品であることがわかりました。そもそもこの楽曲はプティ先生の初期の頃の作品「ランデブー」の楽曲。1945年当時のパリを舞台に、貧しい若者の孤独と死を描いた作品で、戦後間もない社会の閉塞感や不安を表した作品として反響を呼んだといいます。プティ先生の代表作「若者と死」は1946年に発表されますが、「枯葉」の振り付けには「若者と死」に出てくるステップも入っていたりして、その当時プティ先生が表現していたことを、成熟したプティ先生ご本人が再び振り返るような作品だったのかもしれません。まだまだ若い三森さんはこの作品に挑戦することで、新たな自分を発見しているように見えました。どんどん男っぽさが出てきて、私も毎回稽古を見るのが楽しみでした。衣装は丸山敬太さん。元々のデザインに忠実に作ってくださいました。 ④四季より、春のパドドゥ秋山瑛　福田圭吾こちらも、昔ビデオで観たことがあった作品。楽曲はビバルディの「四季」。84年ヴェネツィアのヴィヴァルディ・フェスティバルで上演された作品のようです。プティ先生はアブストラクトの作品を作っても独特な情緒があり、それがとても面白いと思って印象に残っていた作品です。今回プティ作品の振付指導をしてくださったルイジ・ボニーノさんは初演でこの「春」を踊っています。もう「春」になっているのに、女性はまだ冬の憂鬱な気持ちを引きずっている。男性は「憂鬱な気持ちを吹き飛ばして！」と語りかけるように踊ります。衣装は丸山敬太さん。元のデザインを尊重しつつ、ケイタマルヤマらしい美しいドレスを作ってくださいました。玉川貴博さんの降板により急遽出演を引き受けてくださった福田圭吾さんは、短い稽古にも関わらず、作品を自分のものにして、秋山さんと一緒に爽やかな風を吹かせてくれました。ありがとうございます！ @yuriko_kajiya @kotoishihara @harukasassa @haruhi0309 @keigo_fukuda_ @masayukimoto @naoyaebe @charleslouis0829 @kentaro_mitsumori @h.j.kiwi @keitamaruyama @takahiro.tamagawa @riku_ota @luigi.bonino @megumi.choreographer ＃加治屋百合子＃石原古都＃佐々晴香＃秋山瑛＃大谷遥陽＃福田圭吾＃木本全優＃江部直哉 #吉山シャールルイ #ハリソン・ジェイムス #三森健太朗」8月9日 23時38分