国境なき医師団のインスタグラム(msf_japan) - 7月7日 17時30分
国境なき医師団(MSF)のスタッフがアミナさんと初めて出会ったのは、MSFの捜索救助船「ジオ・バレンツ号」の船上です。
アミナさんは10代の頃、母国コートジボワールの強制結婚から逃げ出しました。たった一人で砂漠を歩き、マリを通過し、リビアへ向かったのです。リビアでは、家事使用人として酷使され、食べ物を買うお金すらもらえませんでした。彼女は安全を求め、地中海を渡って欧州に向かうことを決めました。
乗り込むことになったペラペラのゴムボートを見た瞬間、アミナさんは逃げ出したくなったと語ります。「ゾッとしました。でも、逃げようとしたら撃たれていたと思う。とにかく乗るしかなかったんです」
沖に出てから数時間後、ボートが浸水し始め、乗っていた76人のあいだに絶望が広がりました。でも、アミナさんはあきらめませんでした。彼女は携帯電話をかけ続け、何度も何度も助けを求めたのです。
いまでも毎晩、アミナさんは悪夢にうなされます。それでも、過去の経験に比べれば、将来の不安は大きくはないようです。ヨーロッパに到着してからの夢についてアミナさんに聞くと、こう答えてくれました。「勉強ですね。これから住む国の言葉を学びたい。そして、働きたいです」
© Sonsoles Galindo/MSF
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2023/7/7