国境なき医師団のインスタグラム(msf_japan) - 7月7日 14時13分

【ジェニン難民キャンプ　緊急報告】

イスラエルの軍事作戦で12人が死亡したパレスチナ自治区ジェニンで、国境なき医師団（MSF）が現地の医療ニーズの調査を行いました。

スタッフが見たものは、完全に破壊された民家や、兵士に自宅を襲われた人、持病を抱えたまま薬を必要とする人たちでした。

キャンプのある住民はMSFに、兵士が10時間にわたって自宅を占拠したと語りました。
「軍の犬が私に飛びかかり床に倒れましたが、兵士らは笑うだけでした。私は63歳で、高血糖だと訴えましたが、薬を飲ませてもらえるのに2時間かかりました」

5人家族で暮らすサラムさんも同様の経験をしました。
「深夜1時に家のドアが爆破され兵士たちが入ってきたのです。私たちに銃を向け、勝手に食料を食べたりトランプに興じたりして16時間も居座りました。その間、軍の犬が私や3人の娘を威嚇していました」

3日間続いたイスラエル軍の攻撃。MSFはジェニン難民キャンプ内で活動するコミュニティ救急隊に、緊急・外傷用物資を寄贈しています。

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