桂美佳さんのインスタグラム写真 - (桂美佳Instagram)「🧸 . . こんばんは、桂です☺️ キンキンに冷えたビールが美味しい季節ですね! どうか今夜もゆるりとお付き合いください🍻 . 体育スクールの私のクラスの生徒に、 「みかコーチ、ぼく、いい子?」 が口癖の小さな男の子がいます。 それをその子のお母さんにやんわりと伝えると、 「あ…『いい子でいないと寝てる間に鬼さんが来て食べられちゃうんだよ!』って主人がいつも言ってるからだと思います…」と苦笑い。 恐ろしい鬼から電話がかかってくるアプリ、有名ですね。それを使っているそうです。 . 脅すような言葉を子どもに使う。 これはとても悲しいことです。 「◯◯しないとおもちゃ取り上げるよ!」 「悪い子にはサンタさん来ないってさ!」 「いい子にしてたか先生に聞くからね!」 そんな言葉を耳にするたびに心が痛んで、 そして疑問に思います。 大人が望む、そして子どもが目指す、 “いい子”って何なんだろう?と。 . . 大人が決めたルールをきちんと守る子。 好き嫌いしないでなんでも食べる子。 喧嘩しないで仲良く平和に遊べる子。 転んで痛くても、お母さんと離れても、 泣かずに我慢できる子。 . そんな子に対して大人たちからは、 「いい子だね」「えらいね」 そんな言葉がかけられます。 でもこれって、悪い言い方ですが、 “大人にとって都合がいい子”または、 “大人にとって扱いやすい子”なのではないでしょうか? 「いい子だね」「えらいね」 これらは果たして、 子どもが育つのに本当に必要な言葉なのでしょうか。 . . 確かに、 ルールを守るのは生きていくために不可欠で、 なんでも食べるのは健康のために理想的で、 周りと仲良くできることは素晴らしい才能で、 我慢強さは成長するほどに求められます。 小さな子どもが頑張ってそれらを達成するのを見ると、大人はとっても嬉しいですよね。 . であれば尚更、「いい子だね」などと簡単に済ませるのでなく、そうやって具体的な褒め方をするべきでしょう。 「◯◯ちゃん、残さず食べたから元気もりもりでいっぱい遊べるね!おいしく食べてくれてママうれしいなあ。ありがとう!」 といった具合に。 評価ではなく感謝で伝えるのがベストですね。 これが嬉しくない子どもがいるでしょうか。 . 『いい子』というのはとても抽象的で、定義が曖昧ですよね。これが問題です。 「ちゃんとしなきゃダメじゃない!」 「もっとしっかりしなさい!」の、 『ちゃんと』や『しっかり』によく似ています。 『えらいね!』もそう。 『すごい!』も同様です。 . . 私自身が、子どもの頃周りの誰よりも大人に「いい子だね」「えらいね」と褒められたがっている子どもでした。 クラスメイトにいじめられたときも大人に心配をかけたくなくてひたすら我慢したり、 自分を犠牲にしてでも周りの空気に合わせて意見を伏せニコニコしていたり、 内申点が欲しいがために先生のご機嫌をとったり嫌な役をかって出たり、 嫌な誘いも断らなかったり。 とにかく『いい子』を演じていました。 . その結果、あらゆる行動の目的が、 “誰かの役に立つため”や“人のため”ではなく、 “自分が褒められるため” “自分が認められるため” “自分がいい子であるため”になっていったのです。 そして、 期待に応えるのがどんどん辛くなり、 期待に応えられないと自分が嫌いになり、 自己肯定感や自信は次第に無くなっていきました。 それを取り戻すのは何年も後の話です。 そんな大人になってほしくない。 そんな思いも大きいです。 . . 私は、自分の子どもや日頃指導にあたっている子どもたちに対して、 泣かないのがえらい。 なんでも我慢できてすごい。 大人に迷惑かけないのがいい子。 そんなこと1ミリだって思いません。 子どもは大人に迷惑をかけるのが当たり前。 自分だって、今まで散々親や周りの大人に迷惑をかけて育ってきたのです。 それを考えれば、 “大人に迷惑をかけない子になってほしい” そんな図々しいことはとても言えません。 . 子育てをまともにしている人であれば、 「子どもがいて幸せ🎵毎日楽しい!」 なんて呑気に言っていられないはずです。 子どもにイライラもするし、 辛くて泣きたくなることばかりだし、 自分のことは全て後回し。 四六時中子どもの心配は尽きません。 それでも、子どもは大変なものとわかっていても、 限られた時間の中でとことん子育てと向き合う。 それが、昔は子どもだった私たち大人が背負っている責任なのではないでしょうか。 . . 今の日本の社会はとても複雑です。 子どもたちに対して、これまで通り大人を困らせない『いい子』であることを求めながら、 『個性を伸ばしなさい』という課題まで与えているのですから。 . 子どもの奇抜な発想や言動に、 すぐにうろたえたり動揺するような大人が 『個性』を子ども達に求めることなどできません。 これからを生きる子どもたちは、いい意味で大人を思う存分振り回してほしいと思います。 まっさらで純粋な子どもの成長を、 根気強く温かな目で見守っていきたいものですね☺️ . . . #教育 #学び #思いやり #わがまま #個性 #しつけ #子育ての悩み  photo by @uchistyle thanks❤︎」6月27日 20時19分 - mikazurara

桂美佳のインスタグラム(mikazurara) - 6月27日 20時19分


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こんばんは、桂です☺️
キンキンに冷えたビールが美味しい季節ですね!
どうか今夜もゆるりとお付き合いください🍻
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体育スクールの私のクラスの生徒に、
「みかコーチ、ぼく、いい子?」
が口癖の小さな男の子がいます。
それをその子のお母さんにやんわりと伝えると、
「あ…『いい子でいないと寝てる間に鬼さんが来て食べられちゃうんだよ!』って主人がいつも言ってるからだと思います…」と苦笑い。
恐ろしい鬼から電話がかかってくるアプリ、有名ですね。それを使っているそうです。
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脅すような言葉を子どもに使う。
これはとても悲しいことです。
「◯◯しないとおもちゃ取り上げるよ!」
「悪い子にはサンタさん来ないってさ!」
「いい子にしてたか先生に聞くからね!」
そんな言葉を耳にするたびに心が痛んで、
そして疑問に思います。
大人が望む、そして子どもが目指す、
“いい子”って何なんだろう?と。
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大人が決めたルールをきちんと守る子。
好き嫌いしないでなんでも食べる子。
喧嘩しないで仲良く平和に遊べる子。
転んで痛くても、お母さんと離れても、
泣かずに我慢できる子。
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そんな子に対して大人たちからは、
「いい子だね」「えらいね」
そんな言葉がかけられます。
でもこれって、悪い言い方ですが、
“大人にとって都合がいい子”または、
“大人にとって扱いやすい子”なのではないでしょうか?
「いい子だね」「えらいね」
これらは果たして、
子どもが育つのに本当に必要な言葉なのでしょうか。
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確かに、
ルールを守るのは生きていくために不可欠で、
なんでも食べるのは健康のために理想的で、
周りと仲良くできることは素晴らしい才能で、
我慢強さは成長するほどに求められます。
小さな子どもが頑張ってそれらを達成するのを見ると、大人はとっても嬉しいですよね。
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であれば尚更、「いい子だね」などと簡単に済ませるのでなく、そうやって具体的な褒め方をするべきでしょう。
「◯◯ちゃん、残さず食べたから元気もりもりでいっぱい遊べるね!おいしく食べてくれてママうれしいなあ。ありがとう!」
といった具合に。
評価ではなく感謝で伝えるのがベストですね。
これが嬉しくない子どもがいるでしょうか。
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『いい子』というのはとても抽象的で、定義が曖昧ですよね。これが問題です。
「ちゃんとしなきゃダメじゃない!」
「もっとしっかりしなさい!」の、
『ちゃんと』や『しっかり』によく似ています。
『えらいね!』もそう。
『すごい!』も同様です。
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私自身が、子どもの頃周りの誰よりも大人に「いい子だね」「えらいね」と褒められたがっている子どもでした。
クラスメイトにいじめられたときも大人に心配をかけたくなくてひたすら我慢したり、
自分を犠牲にしてでも周りの空気に合わせて意見を伏せニコニコしていたり、
内申点が欲しいがために先生のご機嫌をとったり嫌な役をかって出たり、
嫌な誘いも断らなかったり。
とにかく『いい子』を演じていました。
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その結果、あらゆる行動の目的が、
“誰かの役に立つため”や“人のため”ではなく、
“自分が褒められるため”
“自分が認められるため”
“自分がいい子であるため”になっていったのです。
そして、
期待に応えるのがどんどん辛くなり、
期待に応えられないと自分が嫌いになり、
自己肯定感や自信は次第に無くなっていきました。
それを取り戻すのは何年も後の話です。
そんな大人になってほしくない。
そんな思いも大きいです。
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私は、自分の子どもや日頃指導にあたっている子どもたちに対して、
泣かないのがえらい。
なんでも我慢できてすごい。
大人に迷惑かけないのがいい子。
そんなこと1ミリだって思いません。
子どもは大人に迷惑をかけるのが当たり前。
自分だって、今まで散々親や周りの大人に迷惑をかけて育ってきたのです。
それを考えれば、
“大人に迷惑をかけない子になってほしい”
そんな図々しいことはとても言えません。
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子育てをまともにしている人であれば、
「子どもがいて幸せ🎵毎日楽しい!」
なんて呑気に言っていられないはずです。
子どもにイライラもするし、
辛くて泣きたくなることばかりだし、
自分のことは全て後回し。
四六時中子どもの心配は尽きません。
それでも、子どもは大変なものとわかっていても、
限られた時間の中でとことん子育てと向き合う。
それが、昔は子どもだった私たち大人が背負っている責任なのではないでしょうか。
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今の日本の社会はとても複雑です。
子どもたちに対して、これまで通り大人を困らせない『いい子』であることを求めながら、
『個性を伸ばしなさい』という課題まで与えているのですから。
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子どもの奇抜な発想や言動に、
すぐにうろたえたり動揺するような大人が
『個性』を子ども達に求めることなどできません。
これからを生きる子どもたちは、いい意味で大人を思う存分振り回してほしいと思います。
まっさらで純粋な子どもの成長を、
根気強く温かな目で見守っていきたいものですね☺️
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photo by @uchistyle thanks❤︎


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2023/6/27

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