中村松江のインスタグラム(matsue_nakamuraofficial) - 6月17日 09時53分

「aftersun／アフターサン(原題 Aftersun 2022年)」を鑑賞。
何か巷での評判がよろしいようなので観たんですが、自分が想像していた内容ではなかったです。
思いの外、心を揺さぶられる映画でした。
イギリス人の親子、31歳の父親カラムと11歳の娘ソフィがトルコのリゾート地で二人きりで過ごした夏休みを、その20年後、父と同じ年齢になった彼女の視点で振り返る物語。
出演はカラムにこの作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされたポール・メスカル、11歳のソフィにこれが映画デビュー作のフランキー・コリオ、現在のソフィに振付師として有名なセリア・ロールソン・ホールです。
監督、脚本はこれが長編初監督作品のシャーロット・ウェルズです。
ここからこの映画を未見の方にはネタばれになるかもしれないので、読まないで下さい。

若き日の父親と少女だった娘の心暖まるノスタルジックなお話なのかなと思ったら…勿論そういった部分もゼロではないんですけどね…
まあ淡々とした映画で、ほとんど具体的な状況の説明描写は無いんですよ。
何も説明されてないのに伝わってしまう部分が多くて…
映画が終わった直後は“え?何なの?これで終わり?”と思いましたが、後からジワジワと切なさと悲しい気持ちに襲われました。
こんなにもダークでヘヴィな
作品とは思いませんでした。
でもダークでヘヴィという表現はとても間違っている気もします。
でも気持ちがヒリヒリはしますね。
この映画のことを考えると情緒不安定になってしまいます。
感動というか動揺する映画です。
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