市場紗蓮さんのインスタグラム写真 - (市場紗蓮Instagram)「文字数オーバーによりパート2  遺影用の写真さがしてたら皆の写真ばっかりでてきた。あと犬。というか犬だらけ。おじいちゃんが特に可愛がってた子の写真を今夜お棺にいれた。迎えにきてね。老人ホームにいるあいだ大好きだった犬たちとも会えなかったから、あっちでみんなと再会して膝にのせてるかな。  お家に行ってお手伝いして、帰るよ〜って声かけると決まってご苦労さんって見送ってくれたおじいちゃん。お見舞いに行ったときも、見送る言葉はご苦労さん。大腸がんの大きな手術のときなんて、私がやってたプロジェクトを応援してくれてておじいちゃんを心配して励ましに行ったのにご苦労さん、頑張んなさいって言われた。自分のことはいつも棚にあげちゃうというかなんともないという感じ。自転車で転んで頭をうって死んじゃうかもと言われてたのに、3〜4日目にはそこの荷物持ってくれる?帰るから、なんて本気で言ってた。全然退院出来る身体じゃなかったけど。リハビリして歩けるようにもなって、自分でごはんも食べれるように回復した。救急車に一緒に乗って病院に行ったときも次の日にはなんともないから帰ろうみたいな事言ってた。  入院中に東大からきた手紙にあった問題を一緒に解いたことがあった。おじいちゃんこれ難しいね、って言ったらそうねえ、でもわかるよって優しく言ってた。小さい頃おじいちゃんは怖い人だと思ってた。私達のことを可愛がる感じじゃなかった。でも近所に引っ越してから頻繁に会うようになってから、大きくなったねえ、とか、会話してくれるようになって、そのうち勉強が好きみたいな話をしたら嬉しそうだった。 孫の私達の学費はおじいちゃんがかなりサポートしてくれたらしい。 おじいちゃんたち兄弟はお姉さんが頑張って大学に入れるようにしてくれたから私達にもそういうサポートをするんだ、みたいな事を聞いた。戦時中大学を卒業するなんて、兄弟全員が東大なんて、すごすぎると思う。  おじいちゃんと明日ほんとのほんとに最後会って、49日したらお別れをする。死んで一週間も猶予があったから思い出す思い出すでてくるでてくる色んな思い出。ありがとう。ほんとに尊敬してました。わたしの自慢のおじいちゃん。  そうだ、職場を撮影に使えるように院長さんにちょっと楯突いて説得してくれたこともあった。  おじいちゃんが働いてた病院をみせてもらった。精神障害のある患者さんの暮らしをみせてもらった。おじいちゃんが読んできた精神学系の本をもらって読んだ。  つらいことが続いて心療内科に行ったら、先生がおじいちの後輩だった。その人の事を聞いたら、それまでボケた感じだったのに、若くてやる気のあるやつだって急にシャキっと記憶が戻った事があった。一緒に働いてた人たちのこと、患者さんのことは最後までしっかり覚えてた。子どもたちのことちょっとわからなくなっても。どうしたら読めるかわからないけどいつかおじいちゃんが書いた論文も読みたい。  おばあちゃんの半生を書いたおじいちゃんの文章も面白かった。おばあちゃんが言うには何箇所も間違ってるらしいのだけど。それもなんか夫婦っぽくて、わたしは良いなって思ってる。おじいちゃんのが8こ上で、かかと引きずるみたいな歩き方してるのに、おばあちゃんの手を腕でサポートしてスーパー回ったりしてた。車に乗る時は絶対助手席でその後ろがおばあちゃん。おばあちゃんは前の座席にくっついておじいちゃんの肩をよくたたいては、ね!お父さん!って色んな話をしてた。おじいちゃんは、ん〜ってだいたい素っ気ない返事だった。それが車からおりるとサポートして歩くんだよ。つんでれ的な事だったのかな。夫婦がうまくいく秘訣だったのかな。    あー、あともうひとつ。おじいちゃん一枚の硬めのハンドティッシュみたいなのを鼻かむのに使ったりしてたんだけど、それを乾かして何度も使うのね。机の上片付けてそれとろうとしたら静かにすっと自分のとこに持ってくのが可愛かった。ティッシュなんで2〜3枚かさねて鼻かんで花粉症ひどいときは一箱一日で使っちゃったりする私は信じられないんだけど。時計も眼鏡もボロボロでも買い替えないで安くていい、使えるってずっと同じもの使ってた。  おじいちゃん大好き、とは言えないんだけど、照れるというか何かしっくりこない。とっても尊敬してました。たくさん感謝してる。  私が産まれる頃にはおじいちゃんだったけど、わたしたちに血の繋がりはなくて。でも、本当のおじいちゃんだった。  またおじいちゃんに会いたいなあ。もっと遠慮しないでたくさん聞きたいこと聞いて怒られたり可愛がってもらいたかったなあ。悲しいけど、寂しいけど、95歳は大往生だよね。おじいちゃんと寿羽は同じうさぎ年うまれ。年男だったね。対面はガラスごしだったけど、もう発語もほとんどなかったけど、じっと寿羽のことみつめてうんうんて頷いてくれた。結婚の報告行ったときの写真なんて、ピースしてくれてる。寿羽とおじいちゃんと写真撮っておきたかったな。あなたのひいおじいちゃんよってかっこいい長生きしたおじいちゃんの写真、いつかたくさんみせてあげよう。  明日は、お葬式。」4月27日 0時58分 - sharendayo

市場紗蓮のインスタグラム(sharendayo) - 4月27日 00時58分


文字数オーバーによりパート2

遺影用の写真さがしてたら皆の写真ばっかりでてきた。あと犬。というか犬だらけ。おじいちゃんが特に可愛がってた子の写真を今夜お棺にいれた。迎えにきてね。老人ホームにいるあいだ大好きだった犬たちとも会えなかったから、あっちでみんなと再会して膝にのせてるかな。

お家に行ってお手伝いして、帰るよ〜って声かけると決まってご苦労さんって見送ってくれたおじいちゃん。お見舞いに行ったときも、見送る言葉はご苦労さん。大腸がんの大きな手術のときなんて、私がやってたプロジェクトを応援してくれてておじいちゃんを心配して励ましに行ったのにご苦労さん、頑張んなさいって言われた。自分のことはいつも棚にあげちゃうというかなんともないという感じ。自転車で転んで頭をうって死んじゃうかもと言われてたのに、3〜4日目にはそこの荷物持ってくれる?帰るから、なんて本気で言ってた。全然退院出来る身体じゃなかったけど。リハビリして歩けるようにもなって、自分でごはんも食べれるように回復した。救急車に一緒に乗って病院に行ったときも次の日にはなんともないから帰ろうみたいな事言ってた。

入院中に東大からきた手紙にあった問題を一緒に解いたことがあった。おじいちゃんこれ難しいね、って言ったらそうねえ、でもわかるよって優しく言ってた。小さい頃おじいちゃんは怖い人だと思ってた。私達のことを可愛がる感じじゃなかった。でも近所に引っ越してから頻繁に会うようになってから、大きくなったねえ、とか、会話してくれるようになって、そのうち勉強が好きみたいな話をしたら嬉しそうだった。 孫の私達の学費はおじいちゃんがかなりサポートしてくれたらしい。 おじいちゃんたち兄弟はお姉さんが頑張って大学に入れるようにしてくれたから私達にもそういうサポートをするんだ、みたいな事を聞いた。戦時中大学を卒業するなんて、兄弟全員が東大なんて、すごすぎると思う。

おじいちゃんと明日ほんとのほんとに最後会って、49日したらお別れをする。死んで一週間も猶予があったから思い出す思い出すでてくるでてくる色んな思い出。ありがとう。ほんとに尊敬してました。わたしの自慢のおじいちゃん。

そうだ、職場を撮影に使えるように院長さんにちょっと楯突いて説得してくれたこともあった。

おじいちゃんが働いてた病院をみせてもらった。精神障害のある患者さんの暮らしをみせてもらった。おじいちゃんが読んできた精神学系の本をもらって読んだ。

つらいことが続いて心療内科に行ったら、先生がおじいちの後輩だった。その人の事を聞いたら、それまでボケた感じだったのに、若くてやる気のあるやつだって急にシャキっと記憶が戻った事があった。一緒に働いてた人たちのこと、患者さんのことは最後までしっかり覚えてた。子どもたちのことちょっとわからなくなっても。どうしたら読めるかわからないけどいつかおじいちゃんが書いた論文も読みたい。

おばあちゃんの半生を書いたおじいちゃんの文章も面白かった。おばあちゃんが言うには何箇所も間違ってるらしいのだけど。それもなんか夫婦っぽくて、わたしは良いなって思ってる。おじいちゃんのが8こ上で、かかと引きずるみたいな歩き方してるのに、おばあちゃんの手を腕でサポートしてスーパー回ったりしてた。車に乗る時は絶対助手席でその後ろがおばあちゃん。おばあちゃんは前の座席にくっついておじいちゃんの肩をよくたたいては、ね!お父さん!って色んな話をしてた。おじいちゃんは、ん〜ってだいたい素っ気ない返事だった。それが車からおりるとサポートして歩くんだよ。つんでれ的な事だったのかな。夫婦がうまくいく秘訣だったのかな。  

あー、あともうひとつ。おじいちゃん一枚の硬めのハンドティッシュみたいなのを鼻かむのに使ったりしてたんだけど、それを乾かして何度も使うのね。机の上片付けてそれとろうとしたら静かにすっと自分のとこに持ってくのが可愛かった。ティッシュなんで2〜3枚かさねて鼻かんで花粉症ひどいときは一箱一日で使っちゃったりする私は信じられないんだけど。時計も眼鏡もボロボロでも買い替えないで安くていい、使えるってずっと同じもの使ってた。

おじいちゃん大好き、とは言えないんだけど、照れるというか何かしっくりこない。とっても尊敬してました。たくさん感謝してる。

私が産まれる頃にはおじいちゃんだったけど、わたしたちに血の繋がりはなくて。でも、本当のおじいちゃんだった。

またおじいちゃんに会いたいなあ。もっと遠慮しないでたくさん聞きたいこと聞いて怒られたり可愛がってもらいたかったなあ。悲しいけど、寂しいけど、95歳は大往生だよね。おじいちゃんと寿羽は同じうさぎ年うまれ。年男だったね。対面はガラスごしだったけど、もう発語もほとんどなかったけど、じっと寿羽のことみつめてうんうんて頷いてくれた。結婚の報告行ったときの写真なんて、ピースしてくれてる。寿羽とおじいちゃんと写真撮っておきたかったな。あなたのひいおじいちゃんよってかっこいい長生きしたおじいちゃんの写真、いつかたくさんみせてあげよう。

明日は、お葬式。


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

227

4

2023/4/27

市場紗蓮を見た方におすすめの有名人