市場紗蓮さんのインスタグラム写真 - (市場紗蓮Instagram)「物静かというより寡黙という言葉が似合うおじいちゃん  週末帰ってきたおじいちゃんが何言話してくれるか、どんな話題なら反応してくれるのか、お家行くときは色んなアンテナはってたなあ。  え、ここ!?みたいなところで、フッフッフッて感じに笑う人。  誰もあんな枯木に花が咲くなんて思わなかったよねえ、と桜の開花を毎年喜んで、90回以上みてきた桜をみてそんな目線で何でも当たり前と思わない研究思考がいつも面白かった。  金曜に呼吸停止で運ばれて延命処置中の姿をみて、声をかけさせてもらえたけど、もう冷たかった。気がする。 温度よりも2〜3年ぶりに触れた身体がか細くて固くて驚いた。 入院中足のマッサージしてあげれた時はふっくらしてたのに、コロナでガラス越しになった間どんどん老いて痩せていってたのは知ってたのに。   働きまくって、現役92歳。引退して、この山でのんびりするつもりだったはずなのに、要介護で老人ホームにはいらないといけなくなってそのままガラスより向こうにでれなくなった。  ほんとにコロナはなんだったのと思っちゃう。  救急車にのったと聞いてすぐ歩いてた私を妹が迎えに来てくれて、一緒に病院へ行って、ついておじいちゃんに会えたと思ったら、声かけれたと思ったら、延命処置をとめるしかないって。  おばあちゃんは頷くでもなく顔を垂れてた。  はいって言わないといけなかった。直前までちょっとボケてきたおばあちゃんは全然違う話をしちゃってたのに急に現実がわかって鳩が豆鉄砲を食ったようとはよく言ったもんだって顔してた。  救命士の男性がひたすら心臓マッサージをしてるから動いてるようにみえる心臓。肋骨がおれてへっこんだ身体。波打ってた心拍のモニターがまっすぐの線になった。   延命処置をとめるしかないと説明をした人が今度は時間を読み上げた。1月、出産のときあかちゃんにへその緒が絡まっていて泣き声が聞こえなくてカウントされた30秒です、と同じ蛋白で簡潔で寒さを感じる言い方。その時感じた怖さが現実として目の前で起きた。でも実感はない。  悲しむ間もなく救急の部屋は次の人が入れるようにすぐに出ないとって。その場で葬儀屋さんを決めて迎えに来てもらわないといけない、と。 悲しむ間もなく涙もひっこんで手分けしていくつかの葬儀屋さんに電話をかけた。友引だとか他のお葬儀があるとか、結局1週間もお葬儀ができなくて安置してもらうことに。  今夜、納棺式を終えた。   お葬儀のプランとかデザインとか色んなこと決めるの。本当びっくりするくらい色んなこと決めないといけなくて、横で手伝ってるだけの私ですら頭パンク。  生前の写真を集めて、エピソードを集めて。性格だとかお仕事のことだとか話した事を会葬礼状として素敵にまとめていただいた。写真は会葬礼状のQRを読むとみれますって言われて正直いらないって思ってたんだけどそれもすごく素敵に映像化されてて。  納棺式は近い身内だけでこれからの旅支度のお手伝いをするというような内容。  死んでしまってるのに一週間のうちに3度目の対面。明日のお別れでほんとに最後もう一度だけ会える。こんなにお別れお別れ詐欺じゃないけど死んでしまってるのに、触れられるなんて、葬儀屋さん混んでたけどお別れする時間も親戚が集まる時間もできて、おじいちゃんに感謝しちゃう。  入院するたびに足をマッサージさせてもらってたから、足元の支度を私は手伝いたくてやらせてもらった。みんなで手分けして死装束を着せた。  死装束も御棺も遺影も、祭壇も、おじいちゃんが好きだった白に近い銀とかグレーとかがベースになるようにままと選んだんだけど、すごい綺麗で、精神科医だったおじいちゃんにぴったりはまってた。祭壇なんて想像してたより大きくて立派でおじいちゃん立派な人だったからこれにして良かったって思った。お花はいらないとか簡単なものでと生前言ってたみたいだけど、おじいちゃんの生き方を考えるとそれじゃ私達が悪い気がしちゃうよと思った。  青と白で波がみえる祭壇。ほぼ家族葬で静かにやる予定が脇には15基も生花が届いてた。まさかスペースがギリギリになるとは。おじいちゃんの人柄なのかな。  家族葬で一日だけ、という形にしたけど、おじいちゃんが死んだ日、間に合わなかったけど親戚みんな駆けつけて。次の日もお線香したりおばあちゃん心配だって皆かわりばんこに様子見にいったり。今日の納棺式までほんとバッタバタ準備して悲しむ時間いまのところないのだけど。  帰りに来れた人で楽しく美味しくごはんしちゃったし。納棺式のあと映像のチェックなんて皆でみながらめっちゃ笑ってたし。  おじいちゃんが帰ってきて49日過ごすための場所をつくるのに、あわてて大人5人がかりでおばあちゃんち片付けたのもきっとすぐ笑い話になる。なんであんなに服があるんだろう。見覚えのある子ども服もあった。子ども3人、孫7人、曾孫5人。  はじめてInstagramで文字数🫠」4月27日 0時52分 - sharendayo

市場紗蓮のインスタグラム(sharendayo) - 4月27日 00時52分


物静かというより寡黙という言葉が似合うおじいちゃん

週末帰ってきたおじいちゃんが何言話してくれるか、どんな話題なら反応してくれるのか、お家行くときは色んなアンテナはってたなあ。

え、ここ!?みたいなところで、フッフッフッて感じに笑う人。

誰もあんな枯木に花が咲くなんて思わなかったよねえ、と桜の開花を毎年喜んで、90回以上みてきた桜をみてそんな目線で何でも当たり前と思わない研究思考がいつも面白かった。

金曜に呼吸停止で運ばれて延命処置中の姿をみて、声をかけさせてもらえたけど、もう冷たかった。気がする。 温度よりも2〜3年ぶりに触れた身体がか細くて固くて驚いた。 入院中足のマッサージしてあげれた時はふっくらしてたのに、コロナでガラス越しになった間どんどん老いて痩せていってたのは知ってたのに。 

働きまくって、現役92歳。引退して、この山でのんびりするつもりだったはずなのに、要介護で老人ホームにはいらないといけなくなってそのままガラスより向こうにでれなくなった。

ほんとにコロナはなんだったのと思っちゃう。

救急車にのったと聞いてすぐ歩いてた私を妹が迎えに来てくれて、一緒に病院へ行って、ついておじいちゃんに会えたと思ったら、声かけれたと思ったら、延命処置をとめるしかないって。

おばあちゃんは頷くでもなく顔を垂れてた。

はいって言わないといけなかった。直前までちょっとボケてきたおばあちゃんは全然違う話をしちゃってたのに急に現実がわかって鳩が豆鉄砲を食ったようとはよく言ったもんだって顔してた。

救命士の男性がひたすら心臓マッサージをしてるから動いてるようにみえる心臓。肋骨がおれてへっこんだ身体。波打ってた心拍のモニターがまっすぐの線になった。 

延命処置をとめるしかないと説明をした人が今度は時間を読み上げた。1月、出産のときあかちゃんにへその緒が絡まっていて泣き声が聞こえなくてカウントされた30秒です、と同じ蛋白で簡潔で寒さを感じる言い方。その時感じた怖さが現実として目の前で起きた。でも実感はない。

悲しむ間もなく救急の部屋は次の人が入れるようにすぐに出ないとって。その場で葬儀屋さんを決めて迎えに来てもらわないといけない、と。 悲しむ間もなく涙もひっこんで手分けしていくつかの葬儀屋さんに電話をかけた。友引だとか他のお葬儀があるとか、結局1週間もお葬儀ができなくて安置してもらうことに。

今夜、納棺式を終えた。 

お葬儀のプランとかデザインとか色んなこと決めるの。本当びっくりするくらい色んなこと決めないといけなくて、横で手伝ってるだけの私ですら頭パンク。

生前の写真を集めて、エピソードを集めて。性格だとかお仕事のことだとか話した事を会葬礼状として素敵にまとめていただいた。写真は会葬礼状のQRを読むとみれますって言われて正直いらないって思ってたんだけどそれもすごく素敵に映像化されてて。

納棺式は近い身内だけでこれからの旅支度のお手伝いをするというような内容。

死んでしまってるのに一週間のうちに3度目の対面。明日のお別れでほんとに最後もう一度だけ会える。こんなにお別れお別れ詐欺じゃないけど死んでしまってるのに、触れられるなんて、葬儀屋さん混んでたけどお別れする時間も親戚が集まる時間もできて、おじいちゃんに感謝しちゃう。

入院するたびに足をマッサージさせてもらってたから、足元の支度を私は手伝いたくてやらせてもらった。みんなで手分けして死装束を着せた。

死装束も御棺も遺影も、祭壇も、おじいちゃんが好きだった白に近い銀とかグレーとかがベースになるようにままと選んだんだけど、すごい綺麗で、精神科医だったおじいちゃんにぴったりはまってた。祭壇なんて想像してたより大きくて立派でおじいちゃん立派な人だったからこれにして良かったって思った。お花はいらないとか簡単なものでと生前言ってたみたいだけど、おじいちゃんの生き方を考えるとそれじゃ私達が悪い気がしちゃうよと思った。

青と白で波がみえる祭壇。ほぼ家族葬で静かにやる予定が脇には15基も生花が届いてた。まさかスペースがギリギリになるとは。おじいちゃんの人柄なのかな。

家族葬で一日だけ、という形にしたけど、おじいちゃんが死んだ日、間に合わなかったけど親戚みんな駆けつけて。次の日もお線香したりおばあちゃん心配だって皆かわりばんこに様子見にいったり。今日の納棺式までほんとバッタバタ準備して悲しむ時間いまのところないのだけど。

帰りに来れた人で楽しく美味しくごはんしちゃったし。納棺式のあと映像のチェックなんて皆でみながらめっちゃ笑ってたし。

おじいちゃんが帰ってきて49日過ごすための場所をつくるのに、あわてて大人5人がかりでおばあちゃんち片付けたのもきっとすぐ笑い話になる。なんであんなに服があるんだろう。見覚えのある子ども服もあった。子ども3人、孫7人、曾孫5人。

はじめてInstagramで文字数🫠


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2023/4/27

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