草刈民代のインスタグラム(tamiyo_kusakari_official) - 12月29日 23時30分


先週の土曜日、ウクライナ国立歌劇場の来日公演を観た。演目は「ドン・キホーテ」。

7月に行ったキエフ・バレエ支援チャリティー公演でもご出演いただいたニキータ・スハルコフさん @mykytasukhorukov がバジル役で出演。

先日投稿した、ロイヤル・バレエの平野亮一さん @riohirano もそうだが、スハルコフさんも俳優のようなダンサーだ。

7月に踊った「森の詩」のナイーブな青年も素晴らしかったが、「ドン・キホーテ」では、全く違う側面をみせてくれた。

安定したテクニックもさることながら、彼が登場すると場がさらに明るくなる。今の彼はバレエ団の中心的な存在であり、周りのダンサーや、観客を引っ張っている。観客の楽しませ方を心得ている人なのだ。

#ウクライナ はまだまだ先の見えない戦争が続いて、稽古中に警報のサイレンが鳴ると、稽古を中断して地下のシェルターに移動する日々が続いている。ミサイルによって発電施設にも被害が及んでいるため、稽古が終わり家に帰っても電気がつかない、ということが日常的に起こっているという。

侵攻が始まり、ウクライナから避難したダンサーもいるため、トップダンサーの多くが去ってメンバーの構成も変わっているそうだが、5月に劇場が再開した頃は、団員の数は30人くらいまで減ってしまったそうだ。

しかし、時間と共に避難場所から戻って来ている人が増えて来て、この日本公演期間中は二手に分かれ、100人近くのダンサーが、日本のツアーと、本拠地のキーウの劇場で公演をしている。

セットも衣装も、足らないところは日本で調達しながらの来日公演。

正直、幕が開くまで公演を観ることに不安を感じていたことは否めない。しかし、幕が開いて驚いたのは、登場してくる人々が皆「ドンキ・ホーテ」という作品に相応しい明るさを表現していることだった。それもごく自然に。

今回はオーケストラの演奏者もウクライナ国立歌劇場の方々。ダンサーたちの踊りのように、躍動感のある生き生きとした演奏だった。

カーテンコールは、ウクライナの人たちに心を寄せている日本の観客の惜しみない拍手。ダンサーたちは感謝を持ってそれに答えてくれているようだった。

数週間前、友人の寺田宣弘さん @nobuhiro.terada1 はウクライナ国立歌劇場バレエの芸術監督に就任した。侵攻が始まって以来、彼はウクライナ国立バレエやバレエ学校に貢献してきた。大変な時期だけれど、頑張っていただきたい。

寺田くん、応援しています!

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2022/12/29

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