ハリー杉山のインスタグラム(harrysugiyama) - 6月3日 07時34分

今世界中で #blacklivesmatter が主張される中、我々日本人はどう考えれば良いのか？不安に感じていませんか？ SNSとスマホが衣食住と同じプライオリティを持つようになってしまったこの時代、自分にとって現実的ではない、遠すぎてわからない、大好きなタレントさんが支持してるから私も応援したいけど..いまいち掴めない。そう思う方、自分を責めないでください。日本の教育の中でちゃんと触れたり、ディスカッションする機会は無いのでそれは仕方ないです。ただし知る、話す、議論し、対岸の火事とは思わないでください。

まず知って頂きたいのは、これは白人vs黒人の闘いではありません。人間と人種差別との闘いです。奴隷制度が17世紀に英国植民地であった米国で始まり、1863年の解放宣言があっても自由はなく、度々虐殺、非人道的な行為が行われます。その中でも1921年のオクラホマ州、タルサ暴動はアメリカの暗黒歴史としてよく語られます(ドラマWATCHMEN見てほしい) そして2020年の今でも、ブラックミュージックや黒人の文化を愛する機会が沢山あっても、彼らの悲しみ、絶望、涙は止まりません。まずこの歴史を知りましょう。

次、数々の黒人が警察との接触中命を落とす事実。今回のジョージ・フロイドさんの殺害は公の場で行われ、世界中の人々に目撃されました。あの映像を見て、彼の母親を呼ぶ、助けを求める声を僕は一生忘れません。では他にこの100年で同じような声をあげた方が何万人いるのか考えてみましょう。映画ではなく現実ということをまずわかってほしいです。

間違って欲しくないのは、デモは黒人だけではなく、アメリカ人が行ってるものです。黒人、白人、ヒスパニック、アジア系、東洋人。暴徒化してる人々も同じ人種ではないです。そして安全な平和なデモも沢山行われてます。そして彼らに寄り添う警察も沢山います。愛を感じられることも沢山起きてます。こう言う時に人を一つにさせる圧倒的リーダーが必須なのですが、残念な事に米国は今そんなリーダーはいません。

近々、インスタライブでこの問題を話したいと思います。少しでも皆さんに伝わったことを祈ります。

そして忘れないでください。
人種差別も敵ですが、今一番の敵はコロナであるはずということを。

A time to unite.
The pain, the anger, the injustice, the ignorance..in 2020..just unbelievable..

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