GENIC 公式インスタグラムのインスタグラム(genic_mag) - 11月7日 21時37分
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#撮影と表現のQA
澤村洋兵
自分らしさと好きを追求する写真家、澤村洋兵さん @yohei_sawamura に質問。
Q.やっぱりRAWで撮影しておいたほうがいいの?
A.RAWで撮らないことは、チャンスや可能性を捨てること
「RAWで撮影しないときはありません。将来的にどう使うかわからないので大きいデータで残しておきたいからです。カメラを始めて1年目は何も知らずに全てJPEGで撮っていました。あとからよく見るとホワイトバランスが良くわからんことになってたり、露出をミスってたり。その時に『あーRAWで撮っておけばよかった!』って思ったんです。RAWで撮っておくことで、いろいろなことが画面上で試せて、学びにつながっていく。のちに自分自身の編集技術が成長したときに、改めて編集し直せる幅があるというのは、RAWで撮っておくべき大きい理由かなと思います。時代に合わせた雰囲気に編集し直すこともできますしね。RAWで撮っておかないと、可能性を捨てるような気がしてしまいます。フィルム写真もネガは捨てられないですしね。似たような感じです」。
【メリット1:昔の写真を、今のスキルや好みに合わせて仕上げ直すことができる】
・写真1枚目:今仕上げ直した作品
・写真2枚目:過去に仕上げた作品
【メリット2:ホワイトバランスをあとから調整できるのでシャッターチャンスを優先できる】
「人工光、もしくはライティングを組んで光を統一できたらいいのですが、不可能な場合があります。例えばカフェでの撮影です。営業中だと電気を消したりライティングを組んだりできません。またいい光の席に移動したり長時間止まったりもできません。そういう時に細かい設定をし始めると、シャッターチャンスを逃したりするので、設定よりタイミングを優先して撮る方がいいものが撮れるんです。RAWで撮っておくと後から細かく修正できるので、結果としていい写真に仕上がることが多いです」。
・写真3枚目:元画像
・写真4枚目:青の色味の処理前
・写真5枚目:処理後
<RAWってそもそも何?>
RAWデータは生のままのデータで、そのままでは見ることができないもの。カメラのディスプレイやパソコンのモニターにはRAWデータが変換された、JPEGプレビューが表示されています。RAWデータには、撮影時の色情報がそのまま残っているため、画像化(RAW現像)する際に、さまざまな処理ができるのが特徴。その分、データサイズも大きくなります。
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皆さまの表現をGENICで紹介させてください。
#genic_mag を付けた投稿をお待ちしております。
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2023/11/7