相川七瀬さんのインスタグラム写真 - (相川七瀬Instagram)「町田そのこさんの 『52ヘルツのクジラたち』  ヒリヒリと痛い、でも、温かい何かを孕んでいる物語。  自分自身の中にある、忘れたふりをしてしまっていた傷やら、なんやらを思い出して、読み進めるなかで、途中苦しい気持ちにもなる。 でも、読み進めたいという欲求が勝る。  主人公のキコは、あるとき"ムシ"という名の少年に出会う。彼らは、それぞれに問題を抱えていて、誰にも聞こえないはずの、声にならない想いを発していた。   主人公たちは、生温かい海の底で、静かに呼吸しあって、重なり合う魚のように互いの存在を空間で感じ合っている。  そして、その空間には、痛みの響きがある。 悲しみと得体の知れない絶望の音がある。 絶望に共鳴した二つの存在が、いつしか信頼という旋律を奏でながら、文中の言葉でいう、「魂の番」となっていく。  私はこのセリフがとても好きだ。    「ひとには魂の番がいるんだって愛を注ぎ注がれるような、たったひとりの魂の番のようなひと。あんたにも、絶対いるんだ。あんたが、そよ魂の番に出会うまで、わたしが守るよ」  この本は、"悲しみや苦しみは1人で抱えないで"と教えてくれる。  どんなときも、 必ず、聞こえないはずの52ヘルツの想いを聴いてくれる人が現れて、また自らも誰かの聞こえるはずのない誰かの想いを聴き、手を差し伸べるときがくるのだと。  誰しも、ひとりではない。  声を聴いてくれる誰かがいる。  読み終えたら朝になってた。  いい本だ。  #ななせ図書 #町田そのこ」9月16日 10時18分 - nanasecat

相川七瀬のインスタグラム(nanasecat) - 9月16日 10時18分


町田そのこさんの
『52ヘルツのクジラたち』

ヒリヒリと痛い、でも、温かい何かを孕んでいる物語。

自分自身の中にある、忘れたふりをしてしまっていた傷やら、なんやらを思い出して、読み進めるなかで、途中苦しい気持ちにもなる。
でも、読み進めたいという欲求が勝る。

主人公のキコは、あるとき"ムシ"という名の少年に出会う。彼らは、それぞれに問題を抱えていて、誰にも聞こえないはずの、声にならない想いを発していた。
 
主人公たちは、生温かい海の底で、静かに呼吸しあって、重なり合う魚のように互いの存在を空間で感じ合っている。

そして、その空間には、痛みの響きがある。
悲しみと得体の知れない絶望の音がある。
絶望に共鳴した二つの存在が、いつしか信頼という旋律を奏でながら、文中の言葉でいう、「魂の番」となっていく。

私はこのセリフがとても好きだ。
 

「ひとには魂の番がいるんだって愛を注ぎ注がれるような、たったひとりの魂の番のようなひと。あんたにも、絶対いるんだ。あんたが、そよ魂の番に出会うまで、わたしが守るよ」

この本は、"悲しみや苦しみは1人で抱えないで"と教えてくれる。

どんなときも、
必ず、聞こえないはずの52ヘルツの想いを聴いてくれる人が現れて、また自らも誰かの聞こえるはずのない誰かの想いを聴き、手を差し伸べるときがくるのだと。

誰しも、ひとりではない。

声を聴いてくれる誰かがいる。

読み終えたら朝になってた。

いい本だ。

#ななせ図書
#町田そのこ


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2023/9/16

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