国境なき医師団のインスタグラム(msf_japan) - 9月12日 18時19分
マグニチュード6.8の地震に襲われたモロッコ。国境なき医師団(MSF)は、大きな被害を受けた同国中部で医療援助ニーズの調査を進めています。
【緊急対応コーディネーター、ジョン・ジョンソンからの報告】
私たちはマラケシュを拠点に、震源に近いアミズミズという村に入りました。そこには小さな診療所があり、患者の治療に当たっていました。余震で建物が崩壊することを懸念し、診療は屋外のテントで行われています。
3人ほどの患者さんが夜を外で過ごし、残りの重症患者は救急車でマラケシュの大きな病院に運ばれました。朝は8時半ごろから、腕や脚の骨折、頭部外傷など、さまざまなけがを負った人たちが15人近く集まり、医師や看護師が最大限の治療に当たっていました。
私たちは震源に近い村々にも調査に入りました。伝統的な建物の多くは完全に破壊され、残っているのは、がれきと岩だけです。
MSFはいま、医療ニーズを調査し、モロッコ当局の対応をどのように支援できるか検討を進めています。人材や医薬品、後方支援などのニーズについて複数の病院の責任者から話を聞き、被災した人びとのために私たちが当面できる最善の方法を模索しています。
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© John Johnson/MSF
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2023/9/12