河野真也さんのインスタグラム写真 - (河野真也Instagram)「長くなるので、お時間のある時に見て頂けたら。  一人の女の子のお話です。  5年前の今日、胆振東部地震が起きました。  道民はブラックアウトを体験し、震源の近くでは大きな大きな被害が出ました。  自宅の電気が復旧し、節電に気をつけながら必要な情報だけとる為にテレビをつけると、山は崩れ、道は壊れ、1階が潰れて2階が地面のすぐ上にある家が映っていました。 それらを直す作業をされている方々を見て、まだ3歳だった息子が「手伝いに行こう」と言いました。  「人は、優しいことが、一番強い」  我が家の唯一の家訓です。  息子の気持ちは泣くほど嬉しかったけど、  通れない道もある。 余震もある。  まだ幼い息子を連れて行くことはできないので、息子の代わりに僕だけでできる事を考えて動きました。  被害がひどかった安平町に住む友人と連絡を取り、必要なものを届ける。 ロケなどでお世話になったお店の方々の所へ行き、そのお店を応援する情報を世の中に伝える。 安平、厚真、鵡川の役場に行き、迷惑にならないかを確認し、避難所の様子を確認して現場を下見してから、長くイメージキャラクターをやらせて頂いている「麺や虎鉄」の社長さんと話してラーメンの炊き出しをする。 あたたかいラーメンのスープで、地震の日から避難所で張り続けている気持ちを、少しでも柔らかくして欲しいという思いでした。 「何かできることを」と言って下さった友人であるスポーツトレーナーの山口さんという方には、炊き出しをしている間、避難所で高齢の方と共にストレッチをしてもらいました。  僕がもっともっと有名なら、避難所に行くだけで皆さんを元気にできるんだろうけど、逆にそうではないからこそできる事を。 生放送はあったけど、ロケやイベントが無くなって空いた時間に、息子の思いをのせて動き続けました。 3歳の息子と1歳の娘がいて、ちょうど大変な時に「全然、いいから。行ってきて」という妻の思いものせて、がむしゃらに動いていた5年前。  話は変わって、今年の2月、「みんなの牛肉料理甲子園」という道内の高校生達が道産牛肉を使って料理を作るコンテストがあり、その審査員をやらせて頂きました。  二人一組で競うんですが、その中に、三笠高校という調理師さんなどになる事に特化した公立高校からの出場者が二組いました。  優勝したのはそのうちの一組。  もう一組も、いい和食屋さんで出てくるような美しいお料理でした。  高校生とは思えない技術、そして料理の美しさ。  ほんっとに、感動しました。  コンテストが終わり、高校生達にそれぞれ感想を伝えていた時、残念ながら優勝はできなかったそのチームの一人の女の子が、僕の顔を見て急に泣き出しました。  「わたし厚真出身で、地震の時、河野さんがラーメンを作りにきてくれて、美味しくて、あれから料理人になろうと思って三笠高校に入りました」  と、泣きながら一生懸命伝えてくれました。  ああ、、、  ああ、、、  ああ、、、  もう、おっさんも号泣です。  こんなに嬉しいこと、ない。  5年前、彼女は小学6年生。 あの時、どんなつらい思いをしたのか想像する事しかできないけど、今、誰かを幸せにする為に料理人になろうとしていることはわかる。  だって、こんな美しい料理、食べる人の事を思わないと作れないもの。  そして今年の夏、ある料理のコンテストで優勝している彼女の記事を読みました。  メチャクチャ嬉しかったなぁ。  一歩ずつ着実に、前に進んでる。  あれから5年。  彼女に負けないように僕も頑張ろうと思います。  いつか出すであろう彼女のお店で、息子、妻、そして娘と一緒にいーーーっぱい、食べられるように。  2回目は「麺や虎鉄」さんとトレーナーの山口さんと行きたいなぁ。  #胆振東部地震  #あれから5年」9月6日 11時48分 - okurahoma_kawano

河野真也のインスタグラム(okurahoma_kawano) - 9月6日 11時48分


長くなるので、お時間のある時に見て頂けたら。

一人の女の子のお話です。

5年前の今日、胆振東部地震が起きました。

道民はブラックアウトを体験し、震源の近くでは大きな大きな被害が出ました。

自宅の電気が復旧し、節電に気をつけながら必要な情報だけとる為にテレビをつけると、山は崩れ、道は壊れ、1階が潰れて2階が地面のすぐ上にある家が映っていました。
それらを直す作業をされている方々を見て、まだ3歳だった息子が「手伝いに行こう」と言いました。

「人は、優しいことが、一番強い」

我が家の唯一の家訓です。

息子の気持ちは泣くほど嬉しかったけど、

通れない道もある。
余震もある。

まだ幼い息子を連れて行くことはできないので、息子の代わりに僕だけでできる事を考えて動きました。

被害がひどかった安平町に住む友人と連絡を取り、必要なものを届ける。
ロケなどでお世話になったお店の方々の所へ行き、そのお店を応援する情報を世の中に伝える。
安平、厚真、鵡川の役場に行き、迷惑にならないかを確認し、避難所の様子を確認して現場を下見してから、長くイメージキャラクターをやらせて頂いている「麺や虎鉄」の社長さんと話してラーメンの炊き出しをする。
あたたかいラーメンのスープで、地震の日から避難所で張り続けている気持ちを、少しでも柔らかくして欲しいという思いでした。
「何かできることを」と言って下さった友人であるスポーツトレーナーの山口さんという方には、炊き出しをしている間、避難所で高齢の方と共にストレッチをしてもらいました。

僕がもっともっと有名なら、避難所に行くだけで皆さんを元気にできるんだろうけど、逆にそうではないからこそできる事を。
生放送はあったけど、ロケやイベントが無くなって空いた時間に、息子の思いをのせて動き続けました。
3歳の息子と1歳の娘がいて、ちょうど大変な時に「全然、いいから。行ってきて」という妻の思いものせて、がむしゃらに動いていた5年前。

話は変わって、今年の2月、「みんなの牛肉料理甲子園」という道内の高校生達が道産牛肉を使って料理を作るコンテストがあり、その審査員をやらせて頂きました。

二人一組で競うんですが、その中に、三笠高校という調理師さんなどになる事に特化した公立高校からの出場者が二組いました。

優勝したのはそのうちの一組。

もう一組も、いい和食屋さんで出てくるような美しいお料理でした。

高校生とは思えない技術、そして料理の美しさ。

ほんっとに、感動しました。

コンテストが終わり、高校生達にそれぞれ感想を伝えていた時、残念ながら優勝はできなかったそのチームの一人の女の子が、僕の顔を見て急に泣き出しました。

「わたし厚真出身で、地震の時、河野さんがラーメンを作りにきてくれて、美味しくて、あれから料理人になろうと思って三笠高校に入りました」

と、泣きながら一生懸命伝えてくれました。

ああ、、、

ああ、、、

ああ、、、

もう、おっさんも号泣です。

こんなに嬉しいこと、ない。

5年前、彼女は小学6年生。
あの時、どんなつらい思いをしたのか想像する事しかできないけど、今、誰かを幸せにする為に料理人になろうとしていることはわかる。

だって、こんな美しい料理、食べる人の事を思わないと作れないもの。

そして今年の夏、ある料理のコンテストで優勝している彼女の記事を読みました。

メチャクチャ嬉しかったなぁ。

一歩ずつ着実に、前に進んでる。

あれから5年。

彼女に負けないように僕も頑張ろうと思います。

いつか出すであろう彼女のお店で、息子、妻、そして娘と一緒にいーーーっぱい、食べられるように。

2回目は「麺や虎鉄」さんとトレーナーの山口さんと行きたいなぁ。

#胆振東部地震
#あれから5年


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2023/9/6

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