武田真一さんのインスタグラム写真 - (武田真一Instagram)「DayDay.日本探し隊、長崎にロケに行って参りました。今回訪ねたのは、かつて世界への窓だった平戸と佐世保。九十九島と呼ばれる島々を臨む絶景には息を呑みました。西洋文明を受け入れてきたこの土地に、78年前、無惨にも原爆が落とされました。僕が小学生の時、２回も担任になった先生は、女子挺身隊として長崎の軍需工場に駆り出され被爆しました。修学旅行で長崎に行った時、夜景がよく見えるようにと灯りを落とした展望レストランで、ある歌を歌ってくれたのを覚えています。　扉を叩くのはあたし　あなたの胸に響くでしょう　小さな声が聞こえるでしょう　あたしの姿は見えないの　十年前の夏の朝　私はヒロシマで死んだ　そのままむっつの女の子　いつまでたってもむっつなの… 　「死んだ女の子」　　　原詩・ナジム・ヒクメット　　　訳詞・飯塚広　　　作曲・木下航二この曲はトルコの詩人が作った詩に訳詞と曲をつけたものでいくつかのバージョンがあります。最も有名なのは高石友也さんが歌い、後に坂本龍一さんのプロデュースで元ちとせさんが歌ったバージョンが知られています。僕が聞いた「死んだ女の子」は、高石さんのバージョンより重く切なく、長崎の夜に先生が歌ってくれた時は目眩のような衝撃を受けました。今日は長崎原爆の日。台風で式典は大幅に縮小されて開かれるようです。僕と皆さんそれぞれの人生の中で、この日に関わる出来事を共有したいなと思います。それもひとつの語り継ぐことになるのではないでしょうか。 DayDay.「日本探し隊」長崎編は、来週放送です！！」8月9日 4時46分