猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 6月14日 17時42分
電気工事人ホアキン(仮名)現る🔧
「このネジ、長ぇな! 1.5kmあるよ!ワハハハハ」
と、コンセントを外して確認したネジが、無駄に長いのを見て繰り出したオヤジギャグのツボどころで気が合いそうなホアキンは、パリではたいへんめずらしい(と思う)やる気みなぎる電気工事人だった(この人がもしも日本の八百屋なら絶対〝お代、200万円!〟とか言うタイプ😂)。
「ところでさっきから、キミんちのヴォワザン(隣人)、すんごいデカい声でしゃべってんね」
あゝ あれはヴォワザンじゃなくて、午後になるとこのアパルトマンの裏手にきて、元奥さんとなのか毎日喧嘩腰で3〜4時間、ずっとしゃべってる人なのよ。仕事何してるんだろうね〜。よくそんな時間あるよね〜(っていう謎の人がパリにはたくさんいる)。
「……アクセントにポルトガル訛りが入ってる……いや、まてよ。これはモーリタニア訛りだ」
すごいねホアキン👀正解かも。だってこのムッシュ、アフリカンだから(あんまりうるさいのでいっぺん顔を見に行ったことがある😂)。
「俺、ポルトガル人だからすぐわかるんだよ」
なるー。
ポルトガル人は、フランスに最も古く、大きなコミュニティーを作った人たちで、職業はアパルトマンの管理人、家政婦、電気工事人などが多い。
働くおじさんが大好きなユピ坊は、ホアキンに始終くっついて「ちょっとキミは危ないからあっち行っててね」とか言われる始末。ホアキン、犬飼ってるらしいから優しいおじさんだってすぐにわかるんだろうな。
しかし今回の電気故障、思ったよりもややこしいらしく、お風呂場の天井のライトがつかない理由は、どうやら水回りのどこかで水漏れが起きていることか、壁に埋まっている配線が老朽化で断線しているかのどちらからしい。ここから先は大家さんと相談せねば。
パリのアパルトマンは、完全新築以外はみな古い。古いからこそかわいく、いにしえの時の風情と暮らせる良さがある。だが反対にトラブルも多い。
電気、水回り、建て付けetc... 頻繁に起きるこうしたトラブルに、いちいちうろたえず、ある程度自分で対処できることは、フランス暮らしの必須かもしれない。
夜10時を回っても原因が見つけられないホアキンは、この時間にいきなり同僚を呼んで、さらにハイテンションなギャグを繰り出しながら結局深夜0時まで作業。
ひとまず洗濯機が動くようになっただけでも、ホアキン・スカイウォーカーと呼んでもいい。
obrigado 🥲🙏
※ホアキンのこの日の顛末と、過去のパリの修理トラブル体験を、NHKラジオテキスト『まいにちフランス語』に連載中の『ジャパリジェンヌ奮闘記』9月号に書きました🤣ぜひお読みくださいませ〜。
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2023/6/14