草刈民代のインスタグラム(tamiyo_kusakari_official) - 7月2日 03時07分


4日に富山オーパードホールで行う「INFINITY 」。1ヶ月前、タップの熊谷和徳さんが体調不良のために降板。NYで活動している舟喜直美さんに代役をお願いしました。

熊谷さんが出られないという連絡を受け、「さて、どうしたものか」と、ネットで検索していると直美さんの動画を発見。私はタップのことはよくわかりませんが、直美さんは「さすがにNYで踊っているだけある」と思わせるものがありました。そして即座にインスタからメッセージを送ったらすぐに返信が。

直美さんは、「ぜひ出たいです!」と返信をくれたその4日後にNYを出発。2週間の隔離期間を経て5日前から一緒にリハーサルをしています。

タップダンスのスタイルはリズム、ビートを重視したリズムタップとミュージカル映画で踊られるようなシアタータップに分けられるそうです。

普段直美さんが踊っているのはリズムタップ。でも今回は「パフォーミングアーツとしてのダンス」ということもテーマなので、シアタータップに寄せて踊ってみようということになりました。

一部の作品は自作のものですが、表現の精度を上げていくために私もお手伝い。

民「自分は何者になる?」

直「操り人形」

民「じゃあ、手と足が吊られているとしたら、どんなポーズから始まる?」

民「もしも、手と足の紐が切れて、タップ台の外に溢れるように落ちたら、どんな風に踊りたい?」

などと質問したり、直美さんの感じていることを更に踊りに盛り込むとしたら、どういうことができそうか?などと一緒に考えていくと、彼女の踊りは瞬く間に変わります。

芝居の場合、台詞について考える時、まずそのセリフが「誰に向かって、何を言うのか?」と、その目的を考えますが、

踊りの場合は、各振付家のスタイルが独自の言語のようなところもあるので、動き方(ステップ)やポーズなど、そのスタイルに忠実に、振付を身体で覚えていくのが基本。身体の言語は、身体の感覚で理解していくものでもあるので、振付の目的を考えるのは、セリフのようにはいきません。そもそも、振付家自体が、言葉を通しての整合性で振付を考えるわけではないはず。やはり、その振付家なりの音楽性や動きのロジック、整合性で振付が成り立っているはずだからです。

もちろんセリフでも、「ここでこう言うということは、どういうことなんだ?」と、すぐに答えが見つからないことも多々ありますが、振付を分析するのは、言葉で説明がつくことばかりではなく。。。

でも、現役の頃は今ほど振付の意味を考えていなかったような気がします。

今思えば、新たな作品の場合は動きの習得を、踊り慣れているものだったら精度を上げることに一生懸命で、それ以上のものではなかったのかもしれないと思うからです。

でも今、コーチの立場でリハーサルをしていると、私自身は「その振付(動き)の目的」から考えていくことの方が多いことに気付きました。そして、その切り口で振付について考えていった方が、ダンサーたちの理解も早いように感じます。

踊る、教える、芝居する。全て同じラインにあるものだと感じるようになりました。これはこの年にならないと経験できないこと。でも、芝居と踊りを行き来できる経験ができるとは。これは、感謝すべきことです。

さて、postした直美さんの動画、1番目は昨日のリハーサル、2番目、3番目は一昨日のもの。進歩具合の大きさ、お分かりいただけると思います。

本番が楽しみです!

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@_naomi.funaki_


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2021/7/2

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