蔦谷好位置のインスタグラム(koichitsutaya) - 1月18日 15時46分


HOPE / TENDRE

マルチインストゥルメンタリストでたくさんの楽器を操るアーティストのTENDRE。
いくつもの才能を持ったアーティストは日本にも世界にもたくさんいますが、TENDREはそんな中でもプレイヤー側に寄りすぎずサウンドデザインのセンスが特に素晴らしいと、僕個人的には感じています。

意外に感じる人が多いかもしれないですが、僕は音楽を理論ではなくいつも感覚で聴くし、直感的に作っています。
ただ、良いと思ったらそれには理由があるはずで、そこを後に理論や技術で説明できる「ことが多い」というだけです。

この話をKREVAとした時に「理性を内包した直感」という言葉を教えてもらいました。
作る側としては常にそうありたいと思いますが、聴いているときはその理性が吹っ飛ぶほど、ただただ音楽にうっとりすることが多いです。

TENDREのHOPEがまさにそうで、一聴したときは「ファミレド」がどうの、なんて一切考えず、なんていいメロディなんだ、と思っただけです。
その次の段階の思考として、どうなってるんだろ?、となります。
その間はだいたい数秒から何度も聞き返してから数分が多いです。

話が逸れましたが、TENDREの作る曲の音楽IQの高さとそのセンスにいつも感服していました。
「ファミレド」と言ったのは、どちらかというとそこはやらないタイプのアーティストかと思っていたからです。
ただ他の曲を聴いてもメロディの符割は比較的大きく覚えやすいメロディで、人懐っこいメロディを歌いながらもサウンドはいつもハイセンスでめちゃくちゃかっこいい、そんな曲が多いです。
「ファミレド」を使うのも必然というか、「ドシラソ」と「ファミレド」の組み合わせでできたメロディなので誰にでも口ずさめるし馴染めるものだと思います。
しかしなぜかTENDREが歌うと他の何とも似ていない独特な曲になるのが素晴らしいです。

僕は曲を作る時に例えば「ファミレドで作ろう」「カノン進行で」とか考えたことはないです。
自然に出てきたり熟考して出てきたメロディが結果上記のようになったり、出来上がったものを調整していく中でそうなることはあります。
おそらくほとんどのミュージシャンがそうだと思います。
ですが出来上がってからは当然「ファミレド」だと気付くので、そこにGOを出せるかはまた感覚の話だったりします。
という理由で、この曲のサビの「ファミレド」を聞いた時にTendreがポップスのメロディとしっかり向き合っていく「覚悟」のようなものも伝わり、よりアーティストとしての凄みを感じました。

ちなみに僕のファミレド代表曲は
長い夢 / YUKI
ふがいないや / YUKI
です。
喜びの種も怪しいな。。。

#TENDRE
#HOPE
#関ジャム


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2021/1/18

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