松浦弥太郎のインスタグラム(yatarom) - 1月17日 18時18分
昨日、MUJI×URのオンライン対談にて、
これからの暮らしに大切だと思うことを、
お話ししました。
そのための頭の中のメモを、
せっかくなので書き出してみます。
「豊かさよりも楽しさを」
「ながら感謝」
「ものいわぬものとの付き合い方」
「マイナスをプラスに変えること」
「おしゃれ心を忘れない」
「過ぎないこと」
「自分のものにしない生き方」
中でも「ながら感謝」と「ものいわぬものとの付き合い方」。
このふたつが今の自分が考える、これからの暮らしにおけるていねいであり、大切にしたい心がけです。
「ながら感謝」は言葉の通り、料理や食事、家事、遊び、学び、仕事、人との付き合いなど、日々の暮らしにおいて、何をしながらも常に「ありがとう」という感謝の気持ちを、自分のきほんにするということです。
「ありがとう」は嬉しいことばかりではありません。日々の暮らしとは、思うままにいかぬこと、困難や苦しみ、不安や恐怖、不条理なことばかりかもしれません。
そういうことをどうやって乗り越えるのか。どうやって受け止めるのか。そのためにはそれも必要な学びや経験として捉え、まずは「ありがとう」という感謝で手をあわせる。
きれいごとかもしれませんが、「ながら感謝」は僕なりの小さな発明発見です。生き抜くための。
「ものいわぬものとの付き合い方」。
草木や土、家、生き物、食器や道具、服といった身の回りのあれこれ、自分の身体もそうかもしれない。食べ物とかなんでもかんでも、手を伸ばせばそこに何かありますよね。
そういうものは文句を言ったりしない、ものいわぬもの。ものいわぬものこそ、それとどう接するのか。どう付き合うのか。どう扱うのか。感謝するのかしないのか。そこに暮らしの品格があらわれますね。
必要なときは愛でるけれど、必要でなくなったら、ものいわぬから、どうでもいい。粗雑に扱う、壊れたら捨てる、傷つけたり、どうであろうと無関心、ほったらかしなど。ありがちですね。
ものいわぬものといかに仲良くするのか、心を通わせるのか、ものいわぬけれどいかに対話をするのか、そういうとてもささやかな心持ちから、暮らしの楽しさが見つかるのではないかな。と思っています。
ものいわぬものも愛する。
いつもありがとう。
今日もていねいに。
#松浦弥太郎 #今日もていねいに #くらしのきほん
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2021/1/17