猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 10月23日 16時35分


ピガ兄さんも良い顔してるね❤︎

近ごろ朝のニュースで気になるのは、日本における若年層の自殺率。

パトリス・ルコント監督のアニメーション映画《スーサイド・ショップ- Le magasin des suicides 》が日本で公開された際、劇場用パンフレットに寄稿したのだけど、それにあたり、フランスと日本の(気になってアジア諸国のも)自殺率について調べてことがあった。

驚いたのは、日本と韓国における、世界でも圧倒的な若年層の自殺比率とその理由だった。諸外国では、自殺の主な原因としては老化にともなう生活不安や、仕事、家庭の問題で、年齢層も40代から上が多かったのに比べて、日本と韓国だけが、理由のわからない若者たちの自死が抜きん出ていた。

もちろん、隠されているいじめの実態もるかと思う。でも、私が思うに、どちらの国にも〝夢が見づらい〟環境があるのではないかなと思う。

最近の若者と会って感じる印象は、とても理性的で現実的、そして合理的というこの三つ。でも、ほんとうは若い時にしかできない経験を積むために、破天荒な行動や、法外な夢を見て、間違っていようが突き進んでみる時期が必要だと思うのだ。

そうした当たり前のチャレンジを、前世代の大人と、政治と、社会動向が奪った。

70年代生まれの私は、まず親世代がフラワーチルドレンの破天荒三昧だったし、その親たちに育てられた我々の世代は、夢見ることこそ若者の仕事だった。

今、日本の子どもたちは、深刻な精神の飢餓状態に陥っている。これがどれだけ国の未来を危機に晒しているかを、たぶん永田町あたりの大人たちは、そこまで真剣に考えていないかもしれない。

きらきらと目を輝かせて、ボク!大きくなったらスーパーマンになるんだっていう子どもに、ダメよ…公務員にならなきゃ、なんて冗談でも言ってはいけないのだ。

スーパーマンはこの世にいないし、なれないってことは、ある日気がつく。でも、そのときまで、子どもの心に居座ったスーパーマンが去って、彼が温めてくれた椅子だけが残る。その椅子があって初めて、人は自分の人生における大切な夢や展望を座らせることができるのだから。

#ピガ兄 #東京下町時間


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2020/10/23

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