中村松江のインスタグラム(matsue_nakamuraofficial) - 10月20日 20時08分


「スパイの妻<劇場版>」を鑑賞。
2020年6月6日にNHK BS8Kで放送されたテレビドラマを劇場用にスクリーンサイズや色調を新たにしたものです✨
太平洋戦争勃発前の1940年代の神戸で貿易会社を営む福原優作が、満州で恐ろしい国家機密を知ってしまい、その事に気づいた妻、聡子も巻き込まれ…という展開です。
私が大好きな映画「CURE」、「カリスマ」、「回路」を撮った黒沢清監督の最新作です✨
ただし今回はホラー映画的要素が明らかに少ない題材なので、前回観た「散歩する侵略者」や前々回観た「クリーピー 偽りの隣人」ほど鑑賞前のテンションが上がらなかったんですが、映画が始まったらなかなかどうして冒頭の場面から黒沢清監督らしい画面にワクワクさせられ、私好みの不穏な空気を漂わせて、最後まで楽しませてくれました。
出演は主役の夫婦に蒼井優と高橋一生。
この二人の緊張感のあるやりとりがこの映画の最大の見どころで、素晴らしかったです。
特に蒼井優の輝きが尋常じゃありませんね✨
正に「スパイの妻」は彼女の演技を見るためにある映画です👍
夫婦の友人である憲兵分隊長役の東出昌大も不気味な存在感で良かったし、坂東龍汰、恒松祐里、みのすけ、玄理、笹野高史もそれぞれキッチリと印象に残る好演でした。
脚本は黒沢清監督の東京藝術大学大学院映像研究科の教え子であった「ハッピーアワー」の濱口竜介と野原位が黒沢監督と共に担当しています。
印象的な音楽は「ペトロールズ」「東京事変」で活躍する長岡亮介です。
1940年代の日本をそれらしく見せるために、美術、衣裳、台詞等がよく工夫されていたので何とも良い雰囲気でしたし、いつもの黒沢清監督作品の醍醐味である画面の外で何かとんでもない事が起こっている感じもあって満足しました。
黒沢清監督の映画が良いことはわかりきっているので、まあ今作で一番私が感じたことは蒼井優って凄い女優だなってことですね✨
ちなみにこの映画、このコロナ禍において、第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞しました🎉
本当に喜ばしい事です👍
おめでとうございます⤴️
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2020/10/20

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