和泉元彌のインスタグラム(izumimotoya) - 10月7日 20時19分


大杉さんは、種を植える演出家です。
これはあくまで個人の感想です。

今回、演出を受けていても
確実にヴィジョンがあるのを感じる。
それは、音に関しても…。
今回は特に講談風でもあったので
動きよりも声であったか。

いろいろやって見せ、聞かせてくれる。
でも、それを決して押し付けない。

大杉さんはよく
言い切らないでください。
人が話ししている時、それは途中経過です。
と言う。
前回、演出を受けた「大伴家持高」の人生を描いた作品のラストですら、
決め台詞として、
言い切ることを望まなかった。

確かにそうだよなぁ。
結果を知ってる我々のような、
未来の人間じゃないんだから!
終止符は付けられない、
生きているうちの言葉なんだよなぁ…。
結果だけを報告するわけじゃなく、
生きた存在を共に感じ、
生きた時間を共に過ごしていただく
生の舞台はそうだよなぁ。

完成も、絶対もない世界を切り抜いて、
お客様にも一緒に生(なま)を生きてほしいと思っている。きっと。

胸に?髪に?出来上がった花を
飾ってくれるのも嬉しい。
でも、植えられた種から
人が喜ぶ花が咲くのはもっと嬉しい。
と思う。

用意したきれいな花で飾るのとは違って、
素敵な花が咲くまで、
あんな種やこんな種を
根気強く植える。
水を、日光を…。

例え話で言外の感情、行間を
手を替え品を替え、伝えてくれる。

相手によって、表現を変え
心に訴える。
目に見える表情、耳に聞こえる声が
理想の形になるよう。

心が動くと声の音色が変わる。
それを知っているから、
演者を信じているから、
イメージの共有を繰り返す。

そして、
こちらが意図した音を、
意図したことを表現した音を、
確実に捉えてくれる。

だから嘘がつけないし、
工夫し表現することが楽しくなる。

伝えること、伝わることを知る。
伝えること、伝わることの喜びを知る。
表現することが楽しくなる。
大杉さんは、市民ミュージカルの作・演出も
数多く手掛けている。

舞台立つことは特別です。
でもそこで学ぶことは、
特別なこととは限らない。

ごく当たり前で、
ごく自然な事もたくさんある。

人が生きていく中で…

あ!長くなりすぎるので
終止符も、決まり文句も無く
終わっておきます。

そんな舞台の配信が
明日、10/8までしかご覧いただけません。
全国の皆さん!
是非‼︎ご覧下さい。
お願いします。

グッドディスタンス
-風吹く街の短編集 第三章-

・「二宮忠八物語」
https://twitcasting.tv/c:gooddistance/shopcart/21969

#本多劇場 #グッドディスタンス
#大谷亮介 さん
#草野とおる さん
#西山水木 さん
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2020/10/7

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