テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 6月29日 13時01分

街道沿いに広がるアガベと呼ばれる竜舌蘭の畑。この植物から造られるメキシコを代表する銘酒の里、テキーラにやって来ました。交差点に立つ像は、アガベを収穫する農夫です。
親爺さんが「テキーラは先住民が飲んでいた醸造酒をスペイン人が蒸溜して生まれたものだ」と語ります。大小多数のメーカーが軒を並べる町にはアルコールの香りが漂っています。バールで働く女性が、畑の中にある小規模ながら良質の酒造りで知られる蒸溜所を教えてくれました。
この道50年というオーナーが、収穫を見せてやろうと畑に案内してくれました。刈り取りには熟練の技がいるといいます。葉を切り落としたアガベはピニャと呼ばれ、窯の中で蒸し焼きした後、汁を絞り蒸溜を繰り返し、アルコール度の高いテキーラが造られます。
スペイン・メキシコ、二つの文化が交わり生まれたテキーラ。俺たちの「命の水」だと、オーナーが大地に目を細めました。

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