山里亮太さんのインスタグラム写真 - (山里亮太Instagram)「本当だったら今は新潟にいたんだなぁ…と思いながら携帯の写真を見ている。どこで撮ったかが分かるシステムに今驚いているのは、時代に置いて行かれていたのでしょうか？機械ってすごい。新潟も本当にお世話になっている、１０年前にひょんなことから出会ったお宿【嵐渓荘】温泉も最高、ここで、夢の露天風呂でのお酒デビューさせてもらいました。正月に行くとお餅つきをやっていて、宿泊しているお客さんが交代で餅をつかせてもらえる、かなり浮かれていたので僕も参加、そして、僕が杵を持った時にある声が聞こえてきた… 「あ！芸人さんだよ、ママ芸人さん！」「本当だ、楽しみだねぇ」この声が耳に届いた瞬間、浮かれていた山里はどこかへ消え、心臓がきゅうっとなった、浮かれてきたのでもちろんノープラン「いや、今日はこの宿を楽しんでる一宿泊客だ、普通でいいんだ」そう言い聞かせ杵を強く握る、その時周りから声が聞こえた「せーの…」せーの？せーの？？一体何を一緒に揃えて言おうとしているんだ？「山ちゃん頑張ってぇ」もう逃げられない、そのまま大きく杵を振りかぶる、頼む降りてこい、笑いの神よ…一番上まで振り上げる、もう杵を下ろすだけだ、何も思いつかない、どうする？下ろす、思いつかない、餅に近づく、期待の視線を感じる、頭の中が餅以上に真っ白になる、「逃げちゃだめだ」頭の中に声が聞こえる、「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」ＯＫ戦ってやるよ、おれの芸人力を見せつけてやる！これだ！！！そのまま杵で思いっきり臼のふちの部分を叩く、からのおどけた表情で「いたたたた…」静寂… そこへ、宿の女将さんが駆け寄ってきて「大丈夫ですか？」と僕をその場から連れ去ってくれた、その背中から子供の声で「なんでお餅さんみんなでいじめるの？」という一言がうみだした爆笑が聞こえた。その後、朝食で出されたつきたての餅は平等に美味しかった。この嵐渓荘には不思議なポストがある、みらいポスト【１２年後の未来行き】と書いた投函口に手紙を入れると１２年後に届くというもの、あの時の僕の気持ちはどんな気持ちだったのか？もうそろそろ届くので、確認したいと思う。 #山里亮太の140新潟公演 #新潟 #嵐渓荘」5月9日 14時40分