猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 5月7日 10時05分
イオちゃんが、またはげしく咳き込んだ音で目が覚めた朝。
しばらく背中をさすって抱き上げて、いい子いい子していたら、落ち着いた。それからベッドに連れて行って、また背中をさすりながら様子を見ていたら、今度はちっちゃなひゃっくりがしばらく続いて、ようやく私の腕にあごをのせて眠り始めた。
知っているのだ。彼女がけっしてもう若くないことは。助けた時からわかっていた。でも、ふだんは忘れている。すっとぼけてシラを切っていたら、私と一緒にいつか棺桶に入ってくれるんじゃないかと夢を見ているのだ。でもそうじゃない。前猫ピキのときも、同じことを考えた。
イオちゃんを寝かしつけて、ベッドを抜け出して、茹で卵を祈るように茹でた。これまでで一番上手に茹でて、つるんと皮もむけた。願をかけながら作ったから。
生活の至るところ、微細なところまで、気がつけば祈りを込めて生きている。どうか、どうか、愛する者が幸せに、一日でも長く生きて欲しいと。
今日という日が、また始まる。
#猫沢イオ #猫沢飯 #東京下町時間
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
748
7
2020/5/7