Factelier(ファクトリエ)さんのインスタグラム写真 - (Factelier(ファクトリエ)Instagram)「【前編:絶滅寸前の日本産シルクを復活させる!熊本県やまがシルクの挑戦】 かつて、日本はシルクの生産量が世界一だったことをご存知でしょうか? ところが国産のシルクは今、絶滅寸前なんです。  平成26年に群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたことは、比較的記憶に新しいかと思います。 しかしながら、ピーク時には全国で220万戸もあった養蚕農家が、いま日本で最も養蚕農家数が多い群馬県富岡市でも十数軒ほどしかありません。 しかも平均年齢は75歳~80歳で、そのうち後継者がいるのが一軒と聞きます。  そんな未来に果敢に立ち向かっているのが、熊本県山鹿市で「やまがシルク」を生産し今や世界から注目さてている島田裕太さんです。 そんなやまがシルクはどのように生まれたのでしょうか。  絶滅寸前状態にまでなっている産業に飛び込むには相当な勇気と覚悟が必要です。 そもそも、島田さんが養蚕を始めようとしたきっかけは何だったのでしょうか?  実は、やまがシルクを生産するの「あつまるホールディングス」は求人広告会社で、養蚕業とはまったく縁のない会社でした。 それが先代の社長(父)が地域に還元できる新規事業として、「無菌シルクを作ろう」と言い出したことがすべての始まりだったそうです。  この新規事業を任された島田さん。 農業の経験はなく、もちろん養蚕業は未知の世界。 しかも、島田さんの始めようとしていたことは、従来の養蚕方法とは異なる新しいチャレンジでした。  そのチャレンジとは「世界初となる大規模な周年無菌養蚕を作り、餌の桑も自分たちで作る!」 . 普通は餌は仕入れて与えるもの。桑など自分たちで育てません。 なぜなら、蚕は病気に弱く、農薬がついた桑の葉を食べると死んでしまうほど繊細な生き物だから。 たとえ桑を無農薬で育てたとしても、近隣の畑が農薬を使えば少なからず影響を受けてしまいます。  だからこそ養蚕のチャレンジを成功させるには、場所選びはとても重要でした。  安心して桑を育てられる栽培用地を県内で探し求めていたときに出会ったのが、熊本県山鹿市。  見つけた土地は標高600m。桑畑の面積だけで東京ドーム6個分の広さを誇ります。 これならば周囲から農薬散布などの影響を受ません。  そこで構想から3年後の2017年4月、総工費約23億円をかけて世界でも類を見ない、周年無菌養蚕工場が竣工。 さらにこんな高地にあるからこそ桑畑につけた名前は「天空桑園」。 . . やまがシルクの養蚕について、島田さんがこう話してくれました。 「蚕はとても病気に弱い生き物なので、クリーンルームで飼育しています。 桑も完全にオーガニックでないといけないので、鶏糞を使い、除草剤は使わずに雑草は自分たちの手でとって。それを採取して、粉体状にしたものを脱脂大豆などと混ぜて飼料を作ります。 こういう人口飼料自体は30年ほど前からあって、繊細な蚕が普通の空間でも育てられるよう防腐剤や抗生物質が入っています。 でもうちの場合は、そういうものは一切入れていないので、クリーンルームから出すとすぐに腐ってしまうんですよ。蚕自身にも優しいと思います」  こうして世界初となる大規模な周年無菌養蚕とオーガニックの桑園でのシルク生産が始まりました。 ここで生まれる「やまがシルク」は、品質でも一番高い1等級を獲得し、一般的なシルク以上の性質を持つことから、衣料品だけでなく、さまざまな可能性を秘めていると世界が注目しています。  が、生産がすぐに安定的にできたわけではないのです。 そこで次回は、実際に養蚕を始めてからのお話、島田さんが考えるこれからのシルクの可能性についてお届けいたします。  #やまがシルク #cokonlab #養蚕 #国産シルク #シルク産業 #世界初 #周年無菌養蚕 #オーガニック #organic #桑畑 #yamagasilk #silk  #Factelier #ファクトリエ #語れるもので日々を豊かに #つくり手とつかい手をつなぐ #madeinjapan #メイドインジャパン #craftmanship #クラフトマンシップ #fashion #ファッション #快適に暮らす #丁寧な暮らし #シックな暮らし #ファクトリーブランド #factorybrand #心地よい暮らし」4月29日 18時00分 - factelier

Factelier(ファクトリエ)のインスタグラム(factelier) - 4月29日 18時00分


【前編:絶滅寸前の日本産シルクを復活させる!熊本県やまがシルクの挑戦】
かつて、日本はシルクの生産量が世界一だったことをご存知でしょうか?
ところが国産のシルクは今、絶滅寸前なんです。

平成26年に群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたことは、比較的記憶に新しいかと思います。
しかしながら、ピーク時には全国で220万戸もあった養蚕農家が、いま日本で最も養蚕農家数が多い群馬県富岡市でも十数軒ほどしかありません。
しかも平均年齢は75歳~80歳で、そのうち後継者がいるのが一軒と聞きます。

そんな未来に果敢に立ち向かっているのが、熊本県山鹿市で「やまがシルク」を生産し今や世界から注目さてている島田裕太さんです。
そんなやまがシルクはどのように生まれたのでしょうか。

絶滅寸前状態にまでなっている産業に飛び込むには相当な勇気と覚悟が必要です。
そもそも、島田さんが養蚕を始めようとしたきっかけは何だったのでしょうか?

実は、やまがシルクを生産するの「あつまるホールディングス」は求人広告会社で、養蚕業とはまったく縁のない会社でした。
それが先代の社長(父)が地域に還元できる新規事業として、「無菌シルクを作ろう」と言い出したことがすべての始まりだったそうです。

この新規事業を任された島田さん。
農業の経験はなく、もちろん養蚕業は未知の世界。
しかも、島田さんの始めようとしていたことは、従来の養蚕方法とは異なる新しいチャレンジでした。

そのチャレンジとは「世界初となる大規模な周年無菌養蚕を作り、餌の桑も自分たちで作る!」
.
普通は餌は仕入れて与えるもの。桑など自分たちで育てません。
なぜなら、蚕は病気に弱く、農薬がついた桑の葉を食べると死んでしまうほど繊細な生き物だから。
たとえ桑を無農薬で育てたとしても、近隣の畑が農薬を使えば少なからず影響を受けてしまいます。

だからこそ養蚕のチャレンジを成功させるには、場所選びはとても重要でした。

安心して桑を育てられる栽培用地を県内で探し求めていたときに出会ったのが、熊本県山鹿市。

見つけた土地は標高600m。桑畑の面積だけで東京ドーム6個分の広さを誇ります。
これならば周囲から農薬散布などの影響を受ません。

そこで構想から3年後の2017年4月、総工費約23億円をかけて世界でも類を見ない、周年無菌養蚕工場が竣工。
さらにこんな高地にあるからこそ桑畑につけた名前は「天空桑園」。
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やまがシルクの養蚕について、島田さんがこう話してくれました。 「蚕はとても病気に弱い生き物なので、クリーンルームで飼育しています。
桑も完全にオーガニックでないといけないので、鶏糞を使い、除草剤は使わずに雑草は自分たちの手でとって。それを採取して、粉体状にしたものを脱脂大豆などと混ぜて飼料を作ります。
こういう人口飼料自体は30年ほど前からあって、繊細な蚕が普通の空間でも育てられるよう防腐剤や抗生物質が入っています。
でもうちの場合は、そういうものは一切入れていないので、クリーンルームから出すとすぐに腐ってしまうんですよ。蚕自身にも優しいと思います」

こうして世界初となる大規模な周年無菌養蚕とオーガニックの桑園でのシルク生産が始まりました。
ここで生まれる「やまがシルク」は、品質でも一番高い1等級を獲得し、一般的なシルク以上の性質を持つことから、衣料品だけでなく、さまざまな可能性を秘めていると世界が注目しています。

が、生産がすぐに安定的にできたわけではないのです。
そこで次回は、実際に養蚕を始めてからのお話、島田さんが考えるこれからのシルクの可能性についてお届けいたします。

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2020/4/29

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