高山都のインスタグラム(miyare38) - 3月22日 16時39分

2001年も春がとっても早くて、この街に来た日は満開の桜が迎えてくれた。
ひらひら舞う花びらがとっても綺麗で、勝手に大歓迎してくれてるなんて思ってた。
母と自転車で家の日用品のあれこれを買いに行った。
憧れの一人暮らし。
夢にまで見た東京だけど、母を駅まで送り、夜になってひとりになったら、なぜだか涙が止まらなくなって、ベランダから桜並木眺めながら、わんわん泣いた。　
そんな19歳の春の話。
だから、桜を見ると、なんだか嬉しいのと、ちょっとほろ苦い気持ちと複雑だ。
19回目の春が来た。
すっかり東京にも慣れて、ワタシは、いつの間にか強く逞しくなった。
そうか、今日だ…って、思い出して、走りにがてら最初に住んだ家の前まで来たら、なんだか涙が出そうになった。
今年も、あの日みたいに桜が綺麗で暖かい。
色々あった。
ほんとうに色々あったけど、踏ん張って生きてる。
描いてた37歳の自分の姿とは全然違うけど、まぁ悪くない。
自分で自分の道は拓ける。険しくても諦めなかったら、絶対拓いていける。これからもそうだ。
あの頃の自分には、もっと肩の力を抜いて、負けるなーって言いたい。笑
時々無性に寂しくて、これでよかったのかなーって迷うけど、これからも前向きに明るく生きていこう。
今日は、ワタシの上京記念日。
#20200322

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