テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 7月23日 13時13分

南フランスの山間。山の頂にある村・鷲の巣村としても名高いサン・ポール・ド・ヴァンスにやってきました。『愛の画家』と称されるシャガールが「ここの光が最も美しい」と語り、79歳から20年近く暮らした町です。
中世に築かれた情緒豊かな町には、ピカソ、ミロ、マティスらも集い、芸術談義に花を咲かせたといいます。
町の人の案内で、シャガールの墓へ向かいました。この地で結ばれた夫人と寄り添い眠るシャガール。愛をテーマにした作品はここで生まれたのだと、案内してくれた人が語ります。
教会にはシャガールに捧げるかのように、現代画家フォロンの、光に満ちたモザイクがありました。
町の一角にあるギャラリーを訪ねると、キャンバスに向かう画家がいました。
「南フランスの光がもたらす色彩と、この地に暮らした巨匠たちに憧れ、画家になったの」と語ります。
彼女が描いた光に包まれたサン・ポール・ド・ヴァンス。今は曇っているけれど、もうすぐ晴れると微笑みます。すると、シャガールが最も美しいと言った光が町を照らし始めました。

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