前田エマのインスタグラム(emma_maeda) - 5月25日 21時38分
ただいま東京。東京駅から佐由紀さんの個展へ直行。 @sayukiinoue @napgallery.jp
スーツケースを引きずって走っていたら転んだ。外国人に助けてもらった。サンキュー。
この世に産まれて5分未満の、赤ん坊の瞳を撮り続けた写真たち。おそらくまだ何も見えてはいない、光だけを捉えている瞳。この作品は、だんだん視力を失っていく病床での彼女のおじいさまの瞳を撮り続けていたことがきっかけとなって生まれたそうだ。
私はこの一週間、ずっと病院で絵を描いていた。病室というよりも、これから病室と呼ばれる真っ白い空間だ。NICUとGCU。産まれたばかりの赤ん坊が入院する病室の壁画をずっと描いていた。
作業中、赤ん坊を直接見ることは一度もなかったけれど、すぐ隣の病室からは、ひっきりなしに赤ん坊の泣き声がした。泣き声が一人一人こんなにも違うなんて知らなかった。
時々、出産最中だと思われる母親の力む声や叫ぶ声も聞こえた。
赤ん坊に会いに来る母親や父親、兄弟たちの声も聞こえた。
そして、赤ん坊がいるのに全く声が聞こえてこない病室もあった。
声だけをずっと聴いていた、貴重で不思議な1週間の締めくくりに、この展示を見たかった。
私は予定日よりも3ヶ月ほど早くこの世に産まれた。運良くまだこの世にいる。
母のことを考えた。どんなおもいで入院している私に会いに来ていたのだろう。
弟が産まれたときのことも思い出した。いま見返すと、サルみたいな顔だったのだけれど、あの頃はどうしてこんなになんてとんでもなく可愛いんだろうと思った。大人になった今、友達の子供をみても(すごくかわいいお顔なのだが)あの可愛さは更新されない。 (下の階では、SNS展がやっていた! @sheis_jp )
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2018/5/25